(仮訳)アミヒダタケ属:新種、新組み合わせ、新階級
Farook, VA. & Manimohan, P., 2014, The genus Campanella (Marasmiaceae, Agaricales): A new species and a new combination and species status. Current Research in Environmental & Applied Mycology Available at: http://www.researchgate.net/publication/265844210_The_genus_Campanella_%28Marasmiaceae_Agaricales%29_a_new_species_and_a_new_combination_and_species_status [Accessed October 4, 2014].
【R3-01159】2014/10/05投稿

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3行まとめ

インド、ケララ州で双子葉植物の樹皮に発生した菌を検討し、Campanella keralensisとして新種記載した。
子実体が緑色を帯びメチュロイドを欠くことなどから、本種をCampanellaAerugineae亜節に置いた。
また、Campanella simulans var. bisporaを変種から種に格上げした。
India, Kerala State, Palakkad District, Silent Valley National Park, Sairandhri Section, forest around the watch tower

(新種)

Campanella keralensis V.A. Farook & Manim.
語源…ケララ産の
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【よく似た種との区別】
Campanella aeruginea
本種と異なりインドではなく南米に分布する
本種と異なり双子葉植物ではなく単子葉植物を宿主とする
本種と異なり縁シスチジアが偽頭状の屈曲した円筒形ではなくアンプル状
本種より担子胞子のサイズが小さい
Campanella aberrans
子実体が緑色を帯びる
メチュロイドを欠く
本種と異なりインドではなく南米に分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なりシスチジアを欠く
Campanella caesia
子実体が緑色を帯びる
メチュロイドを欠く
本種と異なり側シスチジアを欠く
本種と異なり縁シスチジアの下部が短い側突起に覆われる
Campanella tristis
子実体が緑色を帯びる
本種と異なりインドではなくニュージーランドに分布する
本種と異なり柄が偏心生~側生
本種と異なり側シスチジアを欠く
Campanella boninensis(ムニンチヂミタケ)
アジアに分布する
本種と異なり子実体が緑色を帯びない
Campanella eberhardtii
アジアに分布する
子実体が緑色を帯びる
本種と異なり双子葉植物ではなく単子葉植物を宿主とする
本種と異なり縁シスチジアが偽頭状の屈曲する円筒形ではなく先端が丸い鈍頭の広紡錘形・円錐形・類円筒形
Campanella junghuhnii(アミヒダタケ)
アジアに分布する
本種と異なり子実体が緑色を帯びない
Campanella purpureobrunnea
アジアに分布する
本種と異なり子実体が緑色を帯びない

(新組み合わせ・新階級)

Campanella bispora (Manim. & Leelav.) Manim.
旧名:Campanella simulans var. bispora Manim. & Leelav.
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【よく似た種との区別】
Tetrapyrgos simulans
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく側面に膨大部を有する非常に非対称な形状をしている (Tetrapyrgos属の特徴)