(仮訳)チェコ産Gymnopilus菌とその他のヨーロッパ諸国における標本との関係
Holec, J. 2005. The genus Gymnopilus (Fungi, Agaricales) in the Czech Republic with respect to collections from other European countries. Acta Musei Nationalis Pragae, Series B, Historia Naturalis. Available at: http://fi.nm.cz/wp-content/static/article/2005_1.pdf [Accessed May 12, 2022] 【R3-09499】2022/5/12投稿

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3行まとめ

チェコおよびその他のヨーロッパ諸国に産したGymnopilus属菌の標本を検討し、本属のモノグラフを作成した。
各種について肉眼的形質、顕微鏡的形質、発生時期、基質、植生や標高との関連、分布などを掲載し、記載文を作成した。
チェコ産本属菌の検索表を掲載した。

(その他掲載種)

Gymnopilus spectabilis (Weinmann) A.H. Smith
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(その他掲載種)

Gymnopilus igniculus Deneyer, P.-A. Moreau & Wuilb.
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus purpuratus
チェコに分布する
本種と異なり傘表面が綿毛状繊維状~繊維状鱗片状ではなく顕著なほとんどの場合直立した鱗片が全体を覆う
本種より担子胞子のサイズが小さい
Gymnopilus luteifolius
チェコに分布する
本種と異なり傘表面が綿毛状繊維状~繊維状鱗片状ではなく顕著なほとんどの場合直立した鱗片が全体を覆う
本種より担子胞子のサイズが小さい
Gymnopilus peliolepis
チェコに分布する
本種と異なり傘表面が綿毛状繊維状~繊維状鱗片状ではなく顕著なほとんどの場合直立した鱗片が全体を覆う
本種より担子胞子のサイズが小さい
Gymnopilus dilepis(ムラサキチャツムタケ)
チェコに分布する
本種と異なり傘表面が綿毛状繊維状~繊維状鱗片状ではなく顕著なほとんどの場合直立した鱗片が全体を覆う
本種より担子胞子のサイズが小さい

(その他掲載種)

Gymnopilus bellulus (Peck) Murrill
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus josserandii
チェコに分布する
腐朽材に発生する
担子胞子が小型
本種と異なり傘がさび橙色~さび褐色で橙色を帯びるのではなく黄褐色、暗褐色~さび褐色
本種と異なり傘表面が僅かに光沢があるのではなく繊維状綿毛状
本種より担子胞子の幅が広い
本種より担子胞子の長さ/幅比が小さい
本種と異なり担子胞子が扁桃状楕円形~楕円形ではなく類球形で側面視では広楕円形~広倒卵状
本種と異なり担子胞子に胞子盤を有するのではなく欠く
本種と異なり縁シスチジアが狭瓶形でいくぶん目立つが頸部との境界が明瞭でない球形の頭部を有するのではなく脛骨形で基部が狭瓶形または円筒形、頸部が細長く頭部が顕著な球形

(その他掲載種)

Gymnopilus josserandii Antonín
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus bellulus
チェコに分布する
腐朽材に発生する
担子胞子が小型
本種と異なり傘が黄褐色、暗褐色~さび褐色ではなくさび橙色~さび褐色で橙色を帯びる
本種と異なり傘表面が繊維状綿毛状ではなく僅かに光沢がある
本種より担子胞子の幅が狭い
本種より担子胞子の長さ/幅比が大きい
本種と異なり担子胞子が類球形で側面視では広楕円形~広倒卵状なのではなく扁桃状楕円形~楕円形
本種と異なり担子胞子に胞子盤を欠くのではなく有する
本種と異なり縁シスチジアが脛骨形で基部が狭瓶形または円筒形、頸部が細長く頭部が顕著な球形なのではなく狭瓶形でいくぶん目立つが頸部との境界が明瞭でない球形の頭部を有する

(その他掲載種)

Gymnopilus flavus (Bresadola) Singer
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(その他掲載種)

Gymnopilus fulgens (J. Favre & Maire) Singer
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(その他掲載種)

Gymnopilus decipiens (Saccardo) P.D. Orton
ヤケノヒメチャツムタケ
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus odini
本種と異なり傘が汚黄褐色、さび褐色~帯灰褐色ではなく橙赤褐色
本種と異なり傘表面が繊維状綿毛状~綿毛状鱗片状ではなく平滑で最大でも微細な繊維状鱗片状
本種と異なり子実体の味が完全に温和なのではなく苦味を帯びる
本種より担子胞子が短い
Gymnopilus pseudofulgens
本種と異なり中欧における分布が知られていない
本種と異なり子実体の味が完全に温和なのではなく穀粉状~苦味を帯びる
本種と異なり担子胞子がかなり大型
本種と異なり担子胞子に顕著な胞子盤と頂部の”subpore”を有する
Gymnopilus humicola
担子胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり中欧における分布が知られていない
本種と異なり子実体の味が苦い

(その他掲載種)

Gymnopilus penetrans (Fries) Murrill
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus sapineus(キツムタケ)
チェコに分布する
材生息菌である
柄表面が繊維状~綿毛状
本種と異なり傘表面が主に平滑だがさび黄褐色~さび褐色の繊維状の縞をあらわすか圧着した繊維状鱗片状なのではなく繊維状綿毛状、綿毛状~綿毛状鱗片状
本種と異なり襞が幼時淡黄色なのではなく幼時典型的には濃黄色
本種と異なり傘肉が淡黄色ではなくほとんどの場合濃黄色
本種より傘表皮上層の菌糸の幅が広い
本種と異なり傘表皮菌糸の末端細胞が円筒形ではなく狭棍棒形、棍棒形~洋梨形

(その他掲載種)

Gymnopilus sapineus (Fries) Maire
キツムタケ
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus penetrans
チェコに分布する
材生息菌である
柄表面が繊維状~綿毛状
本種と異なり傘表面が繊維状綿毛状、綿毛状~綿毛状鱗片状ではなく主に平滑だがさび黄褐色~さび褐色の繊維状の縞をあらわすか圧着した繊維状鱗片状
本種と異なり襞が幼時典型的には濃黄色なのではなく幼時淡黄色
本種と異なり傘肉がほとんどの場合濃黄色ではなく淡黄色
本種より傘表皮上層の菌糸の幅が狭い
本種と異なり傘表皮菌糸の末端細胞が狭棍棒形、棍棒形~洋梨形ではなく円筒形

(その他掲載種)

Gymnopilus picreus (Persoon) P. Karsten
チャツムタケ
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