(仮訳)メコン川盆地産キヒダタケ属菌
Ye, L. et al., 2014. The Genus Phylloporus (Boletaceae, Boletales), from Mekong River Basin (Yunnan Province, China). Chiang Mai Journal of Science. …. Available at: http://it.science.cmu.ac.th/ejournal/journalDetail.php?journal_id=5115[Accessed October 25, 2014].
【R3-01225】2014/10/27投稿

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3行まとめ

中国雲南省で採集したキヒダタケ属菌を検討し、Phylloporus imbricatusなど5種を認めた。
そのうちの1種であり、長い縁シスチジアなどで特徴づけられる種をP. megacystidiatusとして新種記載した。
また、P. rubiginosusを中国新産種として報告した。
中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州勐海県勐宋郷

(新種)

Phylloporus megacystidiatus L. Ye, P.E.Mortimer, J.C. Xu & K.D. Hyde
語源…大きなシスチジアの(縁シスチジアのサイズより)
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【よく似た種との区別】
Phylloporus yunnanensis
中国雲南省に分布する
担子胞子の形態が類似している
柄表皮細胞の頂部が常に丸い
ITS2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が淡黄色でない
本種より傘の組織が硬い
本種より担子器の幅が狭い
本種より側シスチジアの幅が広い
本種より縁シスチジアが短い
本種より縁シスチジアの幅が広い
本種より傘表皮の末端細胞のサイズが小さい
本種より柄表皮の末端細胞のサイズが小さい
Phylloporus imbricatus
中国雲南省に分布する
ITS2領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(中国新産種)

Phylloporus rubiginosus M.A. Neves & Halling
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【よく似た種との区別】
Phylloporus foliiporus
担子器の形態が類似している
担子胞子の形態が類似している
ITS2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が典型的には帯赤褐色~褐色という特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phylloporus orientalis
ITS2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が典型的には帯赤褐色~褐色という特徴を欠く
ITS2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される