(仮訳)Simplicillium
Wei, D-P. et al., 2019. The genus Simplicillium. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/38040 [Accessed November 30, 2019] 【R3-06818】2019/11/30投稿

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3行まとめ

タイ、チエンマイ県において葉の下面のアリに感染した菌を検討し、Simplicillium formicaeとして新種記載した。
また、S. lanosoniveumの宿主としてOphiocordyceps unilateralisを報告した。
本属菌の検索表を掲載した。
Thailand, Chiang Mai Province, Mushroom Research Centre

(新種)

Simplicillium formicae D.P. Wei & K.D. Hyde
語源…アリの
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【よく似た種との区別】
Simplicillium obclavatum
フィアライドが先細りである
分生子のサイズが類似している
分生子の形状が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレード2に含まれる)
本種と異なり空中から分離される
本種と異なりシンネマを欠く
本種と異なり分生子が頭状ではなく短く鎖生する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Simplicillium lanosoniveum (J.F.H. Beyma) Zare & W. Gams
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【よく似た種との区別】
Simplicillium lanosoniveum var. tianjinensis
シンネマを欠く
分生子が集まって球形の頭状をなす
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種よりフィアライドのサイズが大きい
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なりPDA培地でのリバースが褐色ではなく淡黄色~濃い帯黄褐色
Simplicillium minatense
シンネマを欠く
分生子が集まって球形の頭状をなす
nrSSU+nrLSU+TEF+RPB1およびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種よりフィアライドのサイズが大きい
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なりPDA培地でのリバースが褐色ではなく帯褐橙色~褐色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Simplicillium subtropicum
シンネマを欠く
フィアライドのサイズの範囲が重なる
分生子が集まって球形の頭状をなす
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なりPDA培地でのリバースが褐色ではなく帯褐橙色~褐色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Ophiocordyceps unilateralis (Tul.) Petch
イトヒキミジンアリタケ
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