(仮訳)ブルガリア産Trochila属菌
Stoykov, DY. & Assyov, B. 2009. The genus Trochila in Bulgaria. Mycotaxon. Avaialble at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2009/00000109/00000001/art00049 [Accessed February 5, 2021] 【R3-08118】2021/2/5投稿

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3行まとめ

ブルガリア新産種としてTrochila ilicinaT. laurocerasiの2種を報告した。
前者はモチノキ属の一種、後者はLaurocerasus officinalisの葉にそれぞれ発生していた。
また、キヅタ属植物に生じるT. crateriumの新規採集地を報告し、ブルガリア産Trochila属菌の検索表を掲載した。

(その他掲載種)

Trochila craterium (DC.) Fr.
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【よく似た種との区別】
Trochila ilicina
ブルガリアに分布する
植物の葉に生じる
顕微鏡的形態が識別困難なほど類似している
本種と異なりキヅタ属ではなくモチノキ属植物に生じる
本種と異なり子嚢果が通常葉の下面、稀に上面ではなく上面に生じる
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種より子嚢胞子の長さ/幅比が大きい
Trochila laurocerasi
ブルガリアに分布する
植物の葉に生じる
顕微鏡的形態が識別困難なほど類似している
子嚢果が通常葉の下面、稀に上面に生じる
本種と異なりキヅタ属ではなくLaurocerasus属植物に生じる
本種より子嚢胞子の平均長が長い
本種より子嚢胞子の長さ/幅比が大きい

(ブルガリア新産種)

Trochila ilicina (Nees ex Fr.) Courtec.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trochila craterium
ブルガリアに分布する
植物の葉に生じる
顕微鏡的形態が識別困難なほど類似している
本種と異なりモチノキ属ではなくキヅタ属植物に生じる
本種と異なり子嚢果が上面ではなく通常葉の下面、稀に上面に生じる
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種より子嚢胞子の長さ/幅比が小さい
Trochila laurocerasi
ブルガリアに分布する
植物の葉に生じる
顕微鏡的形態が識別困難なほど類似している
本種と異なりモチノキ属ではなくLaurocerasus属植物に生じる
本種と異なり子嚢果が上面ではなく通常葉の下面、稀に上面に生じる
本種より子嚢胞子のサイズが小さい

(ブルガリア新産種)

Trochila laurocerasi (Desm.) Fr.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trochila craterium
ブルガリアに分布する
植物の葉に生じる
顕微鏡的形態が識別困難なほど類似している
子嚢果が通常葉の下面、稀に上面に生じる
本種と異なりLaurocerasus属ではなくキヅタ属植物に生じる
本種より子嚢胞子の平均長が短い
本種より子嚢胞子の長さ/幅比が小さい
Trochila ilicina
ブルガリアに分布する
植物の葉に生じる
顕微鏡的形態が識別困難なほど類似している
本種と異なりLaurocerasus属ではなくモチノキ属植物に生じる
本種と異なり子嚢果が通常葉の下面、稀に上面ではなく上面に生じる
本種より子嚢胞子のサイズが大きい