2019年6月28日 (仮訳)ブラジル南東部産のLeptogium juressianum複合種 Kitaura, MJ. & Marcelli, MP. 2012. The Leptogium juressianum complex in southeastern Brazil. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000120/00000001/art00026 [Accessed June 28, 2019] 【R3-06353】2019/6/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルから新種Leptogium subjuressianumおよび新変種L. subjuressianum var. caparoenseを記載した。 両分類群の形態をヨーロッパ産L. subjuressianumのアイソタイプ標本と比較した。 新種と新変種は小裂片の有無や地衣体下面の根状菌糸束状菌糸の分布などが異なっていた。 Brazil, Rio Grande do Sul State, municipality of Tapes (新種) Leptogium subjuressianum Marcelli & Kitaura 語源…sub+Leptogium juressianum 【よく似た種との区別】 Leptogium juressianum 地衣体表面がスポンジ状の毛の密な層に覆われる 地衣体上面の装飾が通常葉縁に位置する 本種と異なりブラジルではなくポルトガル、西欧、南アフリカ、チリ、南米に分布する 本種と異なり地衣体の無毛の部分が乾燥すると帯褐色ではなく灰色~帯青色 本種と異なり地衣体上面の装飾が小粒状の裂芽および小裂片からなるのではなく幼時円筒形、完熟すると扁平になる 本種と異なり地衣体の毛が上面および通常下面縁部に位置するのではなく上面および部分的に下面に位置する Leptogium subjuressianum var. caparoense ブラジルに分布する 裂片が小粒状 本種と異なりブラジルではなくポルトガル、西欧、南アフリカ、チリ、南米に分布する 本種と異なり地衣体の無毛の部分が乾燥すると帯褐色ではなく暗褐色~帯黒色 本種と異なり地衣体上面の装飾が通常葉縁に位置するのではなく葉央に豊富で葉縁にも頻繁に見られる 本変種と異なり小裂片を欠く 本種と異なり地衣体の毛が上面および通常下面縁部に位置するのではなく上面に頻繁に見られ、下面に豊富である 本変種と異なり地衣体下面に根状菌糸束状の菌糸を有する 本変種と異なり根状菌糸束状の菌糸が主に裂片縁部に位置するのではなく地衣体下面全体を覆う Brazil, Minas Gerais State, Municipality of Alto Caparaó, Cachoeira Bonita (新変種) Leptogium subjuressianum var. caparoense Kitaura & Marcelli 語源…カパラオー産の 【よく似た種との区別】 Leptogium juressianum 本変種と異なりブラジルではなくポルトガル、西欧、南アフリカ、チリ、南米に分布する 本変種と異なり地衣体の無毛の部分が乾燥すると暗褐色~帯黒色ではなく灰色~帯青色 本変種と異なり地衣体上面の装飾が葉央に豊富で葉縁にも頻繁に見られるのではなく通常葉縁に位置する 本変種と異なり地衣体上面の装飾が小粒状の裂芽からなるのではなく幼時円筒形、完熟すると扁平になる 本変種と異なり地衣体の毛が上面に頻繁に見られ、下面に豊富であるのではなく上面および部分的に下面に位置する Leptogium subjuressianum ブラジルに分布する 裂片が小粒状 本変種と異なり地衣体の無毛の部分が暗褐色~帯黒色ではなく乾燥すると帯褐色 本変種と異なり地衣体上面の装飾が葉央に豊富で葉縁にも頻繁に見られるのではなく通常葉縁に位置する 本変種と異なり小裂片を有する 本変種と異なり地衣体の毛が上面に頻繁に見られ、下面に豊富であるのではなく上面および通常下面縁部に位置する 本変種と異なり根状菌糸束状の菌糸が地衣体下面全体を覆うのではなく主に裂片縁部に位置する (その他掲載種) Leptogium juressianum Tav. 【よく似た種との区別】 Leptogium subjuressianum 地衣体表面がスポンジ状の毛の密な層に覆われる 地衣体上面の装飾が通常葉縁に位置する 本種と異なりポルトガル、西欧、南アフリカ、チリ、南米ではなくブラジルに分布する 本種と異なり地衣体の無毛の部分が乾燥すると灰色~帯青色ではなく帯褐色 本種と異なり地衣体上面の装飾が幼時円筒形、完熟すると扁平になるのではなく小粒状の裂芽および小裂片からなる 本種と異なり地衣体の毛が上面および部分的に下面に位置するのではなく上面および通常下面縁部に位置する Leptogium subjuressianum var. caparoense 本種と異なりポルトガル、西欧、南アフリカ、チリ、南米ではなくブラジルに分布する 本種と異なり地衣体の無毛の部分が乾燥すると灰色~帯青色ではなく暗褐色~帯黒色 本種と異なり地衣体上面の装飾が通常葉縁に位置するのではなく葉央に豊富で葉縁にも頻繁に見られる 本種と異なり地衣体上面の装飾が幼時円筒形、完熟すると扁平になるのではなく小粒状の裂芽からなる 本種と異なり地衣体の毛が上面および部分的に下面に位置するのではなく上面に頻繁に見られ、下面に豊富である