(仮訳)日本におけるPlectania melastomaの発生
Nagasawa, E. & Nakanishi, T., 2017. The occurrence of Plectania melastoma (Pezizales, Sarcosomataceae) in Japan. Reports of The Tottori Mycological Institute. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Eiji_Nagasawa/publication/319463990_The_occurrence_of_Plectania_melastoma_Pezizales/links/59ace8c7aca272f8a15893f2/The-occurrence-of-Plectania-melastoma-Pezizales.pdf [Accessed March 7, 2018].
【R3-04917】2018/3/8投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

京都府京丹波町のスギ林で採集されたPlectania melastoma(新称アカサビクロチャワンタケ)を報告した。
本種は従来ヨーロッパ、北米などから知られているが、発生は稀で局所的とされており、日本産のP. japonicaが本種のシノニムとされていた。
本種は子嚢盤が小型椀状で子実層面が黒色、外面が赤橙色~赤褐色粉状、子嚢胞子が比較的大型の紡錘状楕円形であることなどで特徴づけられた。

(その他掲載種)

Plectania melastoma (Sowerby) Fuckel
アカサビクロチャワンタケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Korfiella karnika(コフキクロチャワンタケ)
日本、インドに分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子嚢盤の色が類似している
本種と異なり枝や落葉ではなくコケの生えた腐朽した切り株やタケの古い切り株に生じる
本種と異なり子嚢盤が1側面で基部付近まで裂ける
Plectania zugazae
ヨーロッパに分布する
生態的に類似している
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり日本における分布が知られていない
本種より子嚢胞子がやや短い
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種より子嚢胞子のQ値が大きい
本種と異なり子嚢胞子が紡錘状楕円形ではなくほぼ楕円形