(和文題名)日本初記録の地衣類Thelenella luridella
Harada, H. 1999. Thelenella luridella (lichenized Ascomycota, Thelenellaceae), newly found in Japan. Journal of the Natural History Museum and Institute, Chiba. Available at: https://www.researchgate.net/publication/306223677_Thelenella_luridella_lichenized_Ascomycota_Thelenellaceae_newly_found_in_Japan [Accessed October 25, 2022] 【R3-09996】2022/10/25投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

宮城県および母島から東アジア新産種としてThelenella luridellaを報告した。
本種は日本産の初のThelenella属地衣であり、海岸の飛沫帯の岩上に生じていた。
地衣体は灰色~灰褐色の痂状、子嚢は二重壁で子嚢胞子は無色石垣状、粉子器はRoccella型、粉子は糸状であった。

(東アジア、日本新産種)

Thelenella luridella (Nylander) H. Mayrhofer
オオアミゴケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Porina spp.
日本に分布する
外部形態が類似している
本種と異なり子嚢が薄壁
本種と異なり子嚢に顕著な眼房構造を有する
本種と異なり子嚢胞子が石垣状ではなく横隔壁を有する
本種と異なり側糸が分枝しない
本種と異なり共生藻がトレボウキソイドではなくスミレモ属である
Strigula aquatica(サワマンジュウゴケ)
日本に分布する
本種と異なり粉子に大小2型がある
本種と異なり粉子が糸状ではなく楕円形~桿形