(仮訳)アルゼンチンの農地土壌から分離された新種、Thraustotheca terrestris
Steciow, MM. & Elíades, LA. 2002. Thraustotheca terrestris (Oomycetes), a new species from Argentine agricultural soil. Nova Hedwigia. Available at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/75/73289/Thraustotheca_terrestris_Oomycetes_a_new_species_from_Argentine_agricultural_soil [Accessed June 24, 2022] 【R3-09630】2022/6/24投稿

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3行まとめ

アルゼンチン、ブエノスアイレス州において畑地の土壌から分離された卵菌の一種を検討し、Thraustotheca terrestrisとして新種記載した。
採集地の土壌ではコムギ、ダイズ、ヒマワリが輪作されており、菌は麻の種子による釣菌法で得られた。
本種は造精器の枝が雌雄異菌糸性と同菌糸性の両方で、造卵器が平滑、卵胞子が偏心生であることなどで特徴づけられた。
Argentina, Buenos Aires Province, Luján, along Ruta 7, km 70

(新種)

Thraustotheca terrestris Steciow & Elíades
語源…土壌の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Thraustotheca clavata
南米に分布する
本種と異なりアルゼンチンではなくブラジルなどに分布する
本種と異なり畑地ではなく池などに生息する
本種と異なり造精器の枝が雌雄異菌糸性と同菌糸性の両方ではなく雌雄異菌糸性のみである
本種と異なり遊走子嚢が末端生または節間生という特徴を欠く
本種より遊走子嚢が短い
本種と異なり遊走子嚢ががっしりとしているという特徴を欠く
本種より造卵器柄が短い
本種と異なり造卵器柄が直線状または屈曲するのではなく直線状
本種より卵胞子のサイズが小さい
本種と異なり卵胞子の数が1-8(-16)でなく1-10(-11)
本種と異なり菌糸体に二次分枝を欠くのではなく有する