2016年3月29日 (仮訳)インド、ジャールカンド州産の興味深い木材腐朽性大型菌類3種 Hembrom, ME., Parihar, A. & Das, K., 2016. Three interesting wood rotting macro-fungi from Jharkhand, India. Journal of Threatened Taxa. Available at: http://www.threatenedtaxa.in/index.php/JoTT/article/view/2133 [Accessed March 28, 2016]. 【R3-02784】2016/03/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ジャールカンド州の森林で調査を行い、インド新産種としてGanoderma elegantumおよびPerenniporia bambusicolaを報告した。 前者は土壌から生じ、おそらく埋もれたタケの根に付着しており、後者はタケの枯れた根やリターに生じていた。 また、インドでは従来タミル・ナードゥ州でのみ知られていた、知見の乏しいBeenakia fuliginosaを報告した。 (ジャールカンド州新産種) Beenakia fuliginosa (Maas Geest.) Parmasto & Ryvarden (アジア、インド新産種) Ganoderma elegantum Ryvarden 【よく似た種との区別】 Ganoderma stipitatum 肉が2層からなりメラニン質の帯線で区切られる 外皮の細胞がアミロイド 本種と異なり柄が円筒形ではなく短いかほとんど欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より外皮の細胞が棍棒状で一様に幅広い形状をとる (インド新産種) Perenniporia bambusicola Choeyklin, T. Hatt. & E.B.G. Jones 【よく似た種との区別】 Perenniporia corticola 本種と異なりタケ類のみを宿主とするという特徴を欠く 本種と異なり子実層托が橙色という特徴を欠く 本種と異なり子実層托がKOHで紫黒色に変色するという特徴を欠く Perenniporia xantha 本種と異なりタケに限って発生するのではなく被子植物を宿主とし、タケに発生することがない 本種と異なり子実層托が橙色ではなく明るい黄色 本種と異なり子実層托がKOHで紫黒色に変色するという特徴を欠く 本種と異なり骨格菌糸が樹枝状