2014年3月3日 (仮訳)インド、西ガーツ産のアステリナ科菌類の3新分類群 Patil, C., Bhise, M. & Patil, S., 2014. Three new asterinaceous fungi from western ghats, India. Current Research in Environmental & Applied Mycology …. Available at: http://www.creamjournal.org/PDFs/Cream_4_1_6.pdf [Accessed March 2, 2014]. 【R3-00454】2014/03/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドの西ガーツ地方から、Asterina属菌の2つの新種と1つの新変種を記載した。 A. latifoliaeはグミ属植物から、A. lanceolataeはフトモモ属植物からそれぞれ見出された。 A. dissiliens var. celastriiはハリツルマサキ属植物から見出され、基本種とは子嚢や子嚢胞子のサイズなどで区別された。 India, Maharashtra, Sangli, Petlond, Chandoli Wildlife Sanctuary (新種) Asterina latifoliae Patil, Bhise & Patil 語源…Elaeagnus conferta (Elaeagnus latifolia)の 【よく似た種との区別】 Asterina elaegni インドに分布する 同じグミ属植物を宿主とする 葉の上面に菌糸体を形成する 子嚢胞子が平滑 子嚢胞子が隔壁部分でくびれる 菌糸体が交互または不規則に分枝する 本種と異なりElaeagnus kologaを宿主とする 本種より盾状子嚢殻のサイズが大きい 本種より子嚢のサイズが大きい 本種と異なり子嚢が倒卵形~広棍棒形ではなく球形 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より付着器のサイズが大きい 本種より菌糸の細胞のサイズが大きい India, Maharashtra, Kolhapur, Patgaon (新種) Asterina lanceolatae Patil, Bhise & Patil 語源…Syzygium lanceolatumの 【よく似た種との区別】 Asterina gopalakrishnanii 同じフトモモ属植物を宿主とする 葉の両面に菌糸体を形成する 盾状子嚢殻のサイズの範囲が重なる 付着器のサイズの範囲が重なる 宿主の種が異なる 本種より子嚢のサイズが大きい 本種と異なり子嚢が球形~卵形ではなく卵形 本種と異なり子嚢胞子が平滑ではなくトゲ状 本種より菌糸の細胞の幅が広い Asterina claviflori 同じフトモモ属植物を宿主とする 盾状子嚢殻のサイズの範囲が重なる 盾状子嚢殻の縁部が毛状になる 子嚢が球形~卵形 本種と宿主の種が異なる 本種と異なり葉の両面ではなく上面のみに菌糸体を形成する 本種よりコロニーのサイズが小さい 本種より子嚢が短い 本種と異なり菌糸体が対生・交互・不規則で分枝するのではなく交互にのみ分枝する 本種と異なり子嚢胞子が平滑ではなくトゲ状 本種より付着器のサイズが大きい 本種より菌糸の細胞のサイズが大きい India, Maharashtra, Satara, Mahabaleshwar (新変種) Asterina dissiliens var. celastrii Patil, Bhise & Patil 語源…ニシキギ科の 【よく似た種との区別】 Asterina dissiliens インドに分布する 同じハリツルマサキ属植物を宿主とする 盾状子嚢殻のサイズが類似している 子嚢胞子が隔壁部分でくびれる 本変種と宿主の種が異なる 本変種と異なり葉の上面のみではなく両面に菌糸体を形成する 本変種と異なり菌糸体の分枝がやや対生ではなく交互~対生 本変種より子嚢のサイズが小さい 本変種より子嚢胞子のサイズが大きい 本変種と異なり子嚢が卵形~倒卵形ではなく球形~卵形