(仮訳)パキスタン産のバラ属植物に生じるCaeoma属3新種
Afshan, NS., Khalid, AN. & Niazi, AR. 2012. Three new Caeoma species on Rosa spp. from Pakistan. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000120/00000001/art00029 [Accessed October 21, 2020] 【R3-07797】2020/10/21投稿

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3行まとめ

パキスタンからバラ属植物を宿主とする3種のCaeoma属菌を新種記載した。
C. ahmadiiC. khanspurenseC. rosicolaはいずれもカイバル・パクトゥンクワ州に産し、他のバラ科植物を宿主とするPhragmidium属菌よりさび胞子のサイズが大きいことなどで特徴づけられた。
パキスタンからのCaeoma属菌の報告は初であり、パキスタン産のさび菌のアナモルフ属は本報告で5属となった。
Pakistan, Khyber-Pakhtunkhawah (KPK), Ayubia National Park

(新種)

Caeoma ahmadii Afshan, Khalid & Niazi
語源…菌類学者のSultan Ahmad氏に献名
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【よく似た種との区別】
Phragmidium tuberculatum
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種と異なりさび胞子が無色で橙黄色の内容物を含むという特徴を欠く
Phragmidium mucronatum
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種とさび胞子の色が異なる
本種とさび胞子の表面性状が異なる
Phragmidium montivagum
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種とさび胞子の色が異なる
本種とさび胞子の表面性状が異なる
Phragmidium rosae-arkansanae
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種とさび胞子の色が異なる
本種とさび胞子の表面性状が異なる
Phragmidium speciosum
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種とさび胞子の色が異なる
本種とさび胞子の表面性状が異なる
Phragmidium rosae-pimpinellifoliae
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種とさび胞子の色が異なる
本種とさび胞子の表面性状が異なる
Pakistan, Khyber-Pakhtunkhawah (KPK), Helipad, Khanspur

(新種)

Caeoma khanspurense Khalid, Afshan & Niazi
語源…カンスプール産の
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【よく似た種との区別】
Phragmidium mucronatum
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種と異なりさび胞子表面が疣状でない
Phragmidium tuberculatum
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種と異なりさび胞子表面が疣状でない
Caeoma rosicola
パキスタンに分布する
同じバラ属植物を宿主とする
本種よりさび胞子の幅が狭い
本種と異なりさび胞子表面が疣状ではなく疣状~小刺状
Phragmidium rosae-pimpinellifoliae
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種と異なりさび胞子基部が時に皿形という特徴を欠く
本種と異なりさび胞子表面が疣状でない
Pakistan, Khyber-Pakhtunkhawah (KPK), Helipad, Khanspur

(新種)

Caeoma rosicola Afshan, Niazi & Khalid
語源…バラ属に生息する
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【よく似た種との区別】
Caeoma khanspurense
パキスタンに分布する
同じバラ属植物を宿主とする
本種よりさび胞子の幅が広い
本種と異なりさび胞子表面が疣状~小刺状ではなく疣状
Phragmidium rosae-pimpinellifoliae
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
Phragmidium rosae-arkansanae
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
Phragmidium mucronatum
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
Phragmidium montivagum
同じバラ科植物を宿主とする
本種よりさび胞子のサイズが小さい
本種と異なりさび胞子の発芽孔がほとんどの場合赤道面に位置するのではなく散在する
本種と異なりさび胞子の発芽孔の数が1-4ではなく8