2018年2月21日 （仮訳）ダイダイゴケ型地衣の新規3単型属 Kondratyuk, SY. et al., 2015. Three New Monotypic Genera of the Caloplacoid Lichens (Teloschistaceae, Lichen-Forming Ascomycetes). Mycobiology. Available at: http://synapse.koreamed.org/DOIx.php?id=10.5941/MYCO.2015.43.3.195 [Accessed February 21, 2018]. 【R3-04873】2018/2/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ Jasonhuria、Loekoesia、およびOlegblumia属の3新属を提唱した。 これらの属はそれぞれCaloplaca bogilana、C. austrocoreana、C. demissaのみを含む単型属とした。 これらの新属はいずれもITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で強い統計的支持を得た。 （新組み合わせ） Jasonhuria bogilana (Y. Joshi & Hur) S.Y. Kondr., L. Lőkös, J. Kim, A.S. Kondr. & S.-O. Oh 旧名：Caloplaca bogilana Y. Joshi & Hur 【よく似た種との区別】 Usnochroma spp. 本種と異なり地衣体が白色または類白灰色ではなく淡黄色 本種と異なり地衣体にアントラキノン類を含まない 本種と異なり地衣体にウスニン酸を含む ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Loekoesia austrocoreana (S. Y. Kondr., L. Lőkös et J. -S. Hur) S. Y. Kondr., J. Kim, A. S. Kondratiuk, S. -O. Oh & J. -S. Hur 旧名：Caloplaca austrocoreana S. Y. Kondr. 【よく似た種との区別】 Caloplaca albovariegata 岩上生地衣である 本種と異なり韓国ではなく北米などに分布する 本種と異なり皮層が規則形ではなく不規則形 本種と異なり皮層がK陰性でない 本種より子実層の幅が広い 本種と異なり子実上層が顕著な帯青色という特徴を欠く 本種と異なりネクラル上層を有する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より子嚢胞子の隔壁が薄い 本種と異なり果殻側部が帯青色でない 本種と異なり果殻側部の最も外側の部分がK陰性でない 本種と異なり共生藻が塊状をなさない Pyrenodesmia variabilis 本種と異なり粉芽を欠く 本種より子嚢胞子の幅がずっと広い Caloplaca conversa 本種と異なり粉芽を欠く 本種より子嚢胞子の幅がずっと広い Caloplaca atroalba 本種と異なり粉芽を欠く 本種より子嚢胞子の幅がずっと広い Caloplaca peliophylla 本種と異なり粉芽を欠く 本種より子嚢胞子の幅がずっと広い Caloplaca oblongula 本種と異なり子器の縁部がK+紫色 本種と異なり子実上層が顕著な帯青色ではなく淡い帯紫褐色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0または1 本種より子嚢胞子の隔壁が薄い Marchantiana spp. 本種と異なり韓国ではなくオーストラリアなどに分布する ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Olegblumia demissa (Flot.) S. Y. Kondr., L. Lőkös, J. Kim, A. S. Kondratiuk, S. -O. Oh et J. -S. Hur 語源…ウクライナの地衣学者、Oleg Blum氏に献名 【よく似た種との区別】 Elenkiniana spp. 地衣体の形態が類似している 地衣成分が類似している ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leproplaca cirrochroa 地衣体の形態が類似している 本種と異なり地衣体が帯褐色でない 本種と異なり粉芽塊が帯褐色でない 本種と地衣成分が異なる ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される