(仮訳)メキシコ中部のオーク林に産したホウキタケ属3新種
Cázares, E. et al., 2011.Three New Ramaria species from central Mexican oak forests. Revista Mexicana de Micologia. …. Available at: http://www.redalyc.org/articulo.oa?id=88319884005 [Accessed December 22, 2014].
【R3-01395】2014/12/22投稿

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3行まとめ

メキシコのオーク林で採集されたホウキタケ属Laeticolora亜属の3新種を報告した。
Ramaria persicinaは子実体が桃色~帯桃橙色、担子胞子に散在する浅裂する疣状装飾を有し、R. suaveolensは淡黄色で柄の肉に樹枝状糸状体を有していた。
R. radicansは淡黄色で柄が根状、担子胞子が平滑で柄に樹枝状糸状体を有していた。
Mexico, Tlaxcala, Municipality Panotla, 1 km E of San Francisco, Temezontla

(新種)

Ramaria persicina Cázares
語源…桃色の(子実体の色から)
※2014年12月22日現在、本種はMycoBank/Species fungorumに登録されていない。

【よく似た種との区別】
Ramaria araiospora
子実体の色が類似している
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりオーク林ではなく温帯雨林に生息する
本種と担子胞子の幅が異なる
本種と担子胞子の装飾が異なる
Ramaria cyaneigranosa
子実体の色が類似している
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりオーク林ではなく温帯雨林に生息する
本種と担子胞子の幅が異なる
本種と担子胞子の装飾が異なる
Ramaria stuntzii
子実体の色が類似している
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりオーク林ではなく温帯雨林に生息する
本種と異なり肉が非アミロイドでない
本種と担子胞子の長さが異なる
Ramaria rosella
子実体が桃色
本種と異なりメキシコではなく米国に分布する
本種と異なり子実体が細長い
本種と異なり子実体が幼時桃色を帯びない
Mexico, Tlaxcala, Municipality Huexoyucan

(新種)

Ramaria suaveolens Cázares
語源…甘い香りの
※2014年12月22日現在、本種はMycoBank/Species fungorumに登録されていない。

【よく似た種との区別】
Ramaria cystidiophora
子実体の色が類似している
本種と異なりコナラ属ではなくマツ科樹木と関係を持つ
本種と異なり甘い香りではなく豆の臭いがある
本種と異なり担子胞子が平滑~僅かに細かい疣状ではなく顕著な疣状
Ramaria flavobrunnescens var. aromatica
子実体が黄色
本種と異なり柄の肉に樹枝状糸状体を欠く
Ramaria rasilispora
子実体が黄色
本種と異なり柄の肉に樹枝状糸状体を欠く
Ramaria radicans
メキシコに分布する
子実体が黄色
子実体に甘い香りがある
本種より担子胞子がずっと長い
Mexico, México State, Municipality de Villa del Carbón, Cerro El Rincón, Monte de Peña

(新種)

Ramaria radicans Cázares & G. Guevara
語源…根の(柄の形状から)
※2014年12月22日現在、本種はMycoBank/Species fungorumに登録されていない。

【よく似た種との区別】
Ramaria fragrans
子実体の色が類似している
本種より子実体のサイズが小さい
本種より担子胞子が短い
本種と異なり担子胞子が平滑~微かに皺状ではなく平滑~僅かに疣状
Ramaria flavobrunnescens var. aromatica
子実体の色が類似している
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりコナラ属-マツ属混生林ではなく温帯雨林に生息する
Ramaria rasilispora
子実体の色が類似している
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりコナラ属-マツ属混生林ではなく温帯雨林に生息する
本種より担子胞子が短い
本種と異なり担子胞子が平滑~微かに皺状ではなく平滑
本種と異なり柄に樹枝状糸状体を欠く
Ramaria cystidiophora
子実体の色が類似している
柄の周縁部の肉に樹枝状糸状体を有する
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりコナラ属-マツ属混生林ではなく温帯雨林に生息する
本種より担子胞子のサイズが小さい
Ramaria cystidiophora var. citronella
子実体の色が類似している
柄の周縁部の肉に樹枝状糸状体を有する
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりコナラ属-マツ属混生林ではなく温帯雨林に生息する
本種と異なり子実体が明るい黄色
本種より担子胞子が短い
Ramaria cystidiophora var. fabiolens
子実体の色が類似している
柄の周縁部の肉に樹枝状糸状体を有する
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりコナラ属-マツ属混生林ではなく温帯雨林に生息する
本種と異なり子実体に豆の臭いがある
本種より担子胞子のサイズが小さい
Ramaria cystidiophora var. maculans
子実体の色が類似している
柄の周縁部の肉に樹枝状糸状体を有する
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりコナラ属-マツ属混生林ではなく温帯雨林に生息する
本種と異なり柄が帯赤褐色に変色する
本種より担子胞子が短い
Ramaria cystidiophora var. anisata
子実体の色が類似している
柄の周縁部の肉に樹枝状糸状体を有する
本種と異なりメキシコではなく北米西部に分布する
本種と異なりコナラ属-マツ属混生林ではなく温帯雨林に生息する
本種より担子胞子のサイズが小さい