2018年2月26日 (仮訳)形態および分子系統に基づくインド産Calocybella属3新種 Deepna Latha, KP. et al., 2016. Three new species of Calocybella from India based on morphology and molecular phylogeny. Phytotaxa. Available at: http://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.255.2.2 [Accessed February 26, 2018]. 【R3-04889】2018/2/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州からCalocybella lohitha、C. babruka、およびC. swethaの3新種を記載した。 本報告はCalocybella属菌のヨーロッパ以外からの初報告となった。 3新種を含む本属全種の検索表を掲載した。 India, Kerala State, Ernakulam District, Perumbavoor, Iringolkavu Scared Grove (新種) Calocybella lohitha K. P. D. Latha & Manim. 語源…サンスクリット語で「帯赤色の」(子実体の色から) 【よく似た種との区別】 Calocybella pudica 傘のサイズが類似している 襞の間隔が中程度に密 柄表面が繊維状 担子器がシデロフィリック 担子胞子表面が疣状 担子胞子が非アミロイド 側シスチジアを欠く 縁シスチジアを欠く 柄シスチジアを欠く 傘表皮が平行菌糸被 傘表皮が僅かにゼラチン化する 菌糸にクランプを有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり傘が帯赤色ではなく橙色~帯褐色で縁部が淡色 本種と異なり柄が帯赤色または帯褐灰色ではなく淡黄色 本種と異なり柄が頂部にかけて先細りになるのではなく基部にかけて先細りになる 本種と異なり柄表面が微細な粉状 本種と異なり肉が傷つくと赤変する 本種と異なり子実体に穀粉臭がある 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2または4胞子性 本種と異なり担子胞子がシアノフィリックである 本種と異なり傘実質の菌糸に帯赤褐色または栗褐色の細胞内色素を欠く 本種と柄表皮の構造が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calocybella babruka インドに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体がモリノカレバタケ型ではなく細長いキシメジ型 本種と異なり子実体が帯赤色ではなく褐色 本種と異なり襞が湾生するのではなく陥入し垂生する小歯を有する 本種と異なり柄が僅かに扁圧される 本種と異なり柄が頂部にかけて先細りになるのではなく基部にかけて先細りになる 本種と異なり担子器が”crassobasidia”のことがある 本種と異なり傘実質の菌糸に帯赤褐色または栗褐色の細胞内色素を欠く 本種と異なり柄表皮の菌糸が樹脂状物質に埋まる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Callocybella swetha インドに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体がモリノカレバタケ型ではなく細長いキシメジ型 本種と異なり子実体が帯赤色ではなく類白色 本種と異なり担子器が”crassobasidia”のことがある 本種と異なり担子胞子表面が疣状ではなく平滑 本種と異なり傘表皮が平行菌糸被ではなく毛状被 本種と異なり傘実質の菌糸に帯赤褐色または栗褐色の細胞内色素を欠く 本種と異なり柄表皮が立ち上がる菌糸を伴う平行菌糸被 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される India, Kerala State, Malappuram District, Calicut University Campus (新種) Calocybella babruka K. P. D. Latha & Manim. 語源…サンスクリット語で「帯褐色の」(子実体の色から) 【よく似た種との区別】 Calocybella lohitha インドに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が細長いキシメジ型ではなくモリノカレバタケ型 本種と異なり子実体が褐色ではなく帯赤色 本種と異なり襞が陥入し垂生する小歯を有するのではなく湾生する 本種と異なり柄が僅かに扁圧されるという特徴を欠く 本種と異なり柄が基部にかけて先細りになるのではなく頂部にかけて先細りになる 本種と異なり担子器が”crassobasidia”のことがあるという特徴を欠く 本種と異なり傘実質の菌糸に帯赤褐色または栗褐色の細胞内色素を含む 本種と異なり柄表皮の菌糸が樹脂状物質に埋まるという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calocybella pudica 傘の形態が類似している 襞の色がやや類似している 襞の間隔が中程度に密 柄の基部が先細りになる 柄表面が繊維状 担子器がシデロフィリックである 担子胞子のサイズがやや類似している 担子胞子の形状が類似している 担子胞子の装飾が類似している 担子胞子が非アミロイド 側シスチジアを欠く 縁シスチジアを欠く 傘表皮の菌糸がゼラチン化する 柄シスチジアを欠く 菌糸にクランプを有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり傘が橙色~帯褐橙色 本種と異なり襞が陥入し垂生する小歯を欠く 本種と異なり柄が淡黄色 本種と異なり子実体に穀粉臭を有する 本種と異なり肉が傷つくと赤変する 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2または4胞子性 本種と異なり担子胞子がシアノフィリックである 本種と異なり柄表皮の菌糸が樹脂に覆われない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calocybella swetha インドに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が褐色ではなく類白色 本種と異なり傘が褐色でない 本種と異なり担子胞子表面が微細な疣状ではなく平滑 本種と異なり担子胞子表面が疣状でない 本種と異なり傘表皮が平行菌糸被ではなく毛状被 本種と異なり傘表皮の菌糸の壁に帯黄褐色の色素を含むという特徴を欠く 本種と異なり傘実質が帯黄褐色でない 本種と異なり柄表皮が平行菌糸被でない 本種と異なり柄表皮の菌糸が樹脂に覆われない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される India, Kerala State, Malappuram District, Calicut University Campus (新種) Calocybella swetha K. N. A. Raj & Manim. 語源…サンスクリット語で「類白色の」(子実体の色から) 【よく似た種との区別】 Callocybella lohitha インドに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が細長いキシメジ型ではなくモリノカレバタケ型 本種と異なり子実体が類白色ではなく帯赤色 本種と異なり担子器が”crassobasidia”のことがあるという特徴を欠く 本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく疣状 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被 本種と異なり傘実質の菌糸に帯赤褐色または栗褐色の細胞内色素を含む 本種と異なり柄表皮が立ち上がる菌糸を伴う平行菌糸被でない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calocybella pudica 傘に中丘を有する 担子器がシデロフィリックである 担子胞子のサイズがやや類似している 担子胞子が非アミロイド 側シスチジアを欠く 縁シスチジアを欠く 菌糸にクランプを有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり傘が橙色~帯褐橙色 本種と異なり傘表面が平滑 本種と異なり傘表面が乾燥している 本種と異なり柄が帯黄色 本種と異なり柄表面が繊維状~条線状 本種と異なり柄が中実 本種と異なり肉が傷つくと赤変する 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2または4胞子性 本種と担子胞子の形状が異なる 本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく疣状 本種と異なり担子胞子がシアノフィリックである 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Calocybella babruka インドに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が類白色ではなく褐色 本種と異なり傘が褐色である 本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく微細な疣状 本種と異なり担子胞子表面が疣状 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被 本種と異なり傘表皮の菌糸の壁に帯黄褐色の色素を含む 本種と異なり傘実質が帯黄褐色 本種と異なり柄表皮が平行菌糸被 本種と異なり柄表皮の菌糸が樹脂に覆われる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される