(仮訳)中国産の新種Trapelia calyciformis
Dou, M-Z., Zhao, X. & Jia, Z-F. 2020. Trapelia calyciformis sp. nov. from China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2020/00000135/00000004/art00013 [Accessed January 19, 2021] 【R3-08069】2021/1/20投稿

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3行まとめ

中国江西省で採集された岩上生痂状地衣の一種を検討し、Trapelia calyciformisとして新種記載した。
本種は地衣体が灰白色で子器盤が黒色、子嚢が8胞子性で子嚢胞子に隔壁を欠き、ジロホール酸を含むことなどで特徴づけられた。
中国産Trapelia属地衣の検索表を掲載した。
中国江西省上饒市婺源県渓頭郷江嶺景区

(新種)

Trapelia calyciformis Z.F. Jia
語源…萼の形の(果殻の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trapelia coarctata
中国に分布する
形態的に類似している
粉芽塊を欠く
地衣成分としてジロホール酸を含む
本種と異なり子器が幼時白色
本種と異なり子器が幼時円丘状
本種と異なり果殻表面に成熟時亀裂を有するのではなく欠く
Trapelia glebulosa
形態的に類似している
本種と異なり地衣体が密着し単一になるではなく小区画状
本種と異なり子器が”zeorine”型ではなくビアトラ型
Trapelia lilacea
本種と異なり子器盤が凹形で沈み込む
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種と異なり地衣成分として5-O-メチルヒアス酸を含む