2019年11月28日 (仮訳)中国産の新種、Trechispora yunnanensis Xu, T-M., Chen, Y-H. & Zhao, C-L. 2019. Trechispora yunnanensis sp. nov. (Hydnodontaceae, Basidiomycota) from China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/viewFile/phytotaxa.424.4.5/58614 [Accessed November 28, 2019] 【R3-06813】2019/11/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において材に発生した菌を検討し、Trechispora yunnanensisとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で子実層面がクリーム色~淡い帯灰色、1菌糸型でクランプを有することなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析ではT. byssinellaおよびT. laevisに近縁であった。 中国雲南省昆明市盤龍区双龍野鴨湖森林公園 (新種) Trechispora yunnanensis C.L. Zhao 語源…雲南産の 【よく似た種との区別】 Trechispora byssinella ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層面が平滑~粉状ではなくクモの巣状~薄膜状 本種と異なり担子胞子表面に装飾を有するのではなく平滑 本種と異なり生殖菌糸が凝集した結晶に覆われる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trechispora laevis ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層面がクリーム色~淡い帯灰色ではなく帯青白色 本種と異なり子実層面が平滑~粉状ではなくクモの巣状~平滑 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trechispora clancularis 担子胞子が大型 担子胞子に装飾を有する 菌糸構成が1菌糸型 生殖菌糸にクランプを有する 本種と異なり子実層面が平滑~粉状ではなく網目状~管孔状~ウスバタケ型 本種と異なり担子胞子が類球形~卵状 本種と異なり担子胞子が僅かにシアノフィリックである 本種と異なり側シスチジアを有する Trechispora fastidiosa 担子胞子が大型 担子胞子に装飾を有する 菌糸構成が1菌糸型 生殖菌糸にクランプを有する 本種と異なり子実層面が平滑~粉状ではなく平滑~膜質 本種より担子器のサイズが大きい 本種と異なり生殖菌糸が結晶に覆われる Trechispora praefocata 担子胞子が大型 担子胞子に装飾を有する 菌糸構成が1菌糸型 生殖菌糸にクランプを有する 本種と異なり子実層面がクリーム色~淡い帯灰色ではなく淡灰色~帯緑色 本種と異なり根状菌糸束を有する 本種と異なり生殖菌糸が結晶に覆われる