(仮訳)生物防除における利用可能性のある土壌生息性の新種、Trichoderma cyanodichotomus
Li, J. et al., 2018. Trichoderma cyanodichotomus sp. nov., a new soil-inhabiting species with a potential for biological control. Canadian Journal of Microbiology. Available at: https://cdnsciencepub.com/doi/10.1139/cjm-2018-0224?url_ver=Z39.88-2003 [Accessed October 10, 2021] 【R3-08859】2021/10/10投稿

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3行まとめ

中国湖南省の湿地土壌から分離された菌を検討し、Trichoderma cyanodichotomusとして新種記載した。
本種は分生子に2型を有し、PDAおよびCDA培地において青緑色の色素を産生することなどで特徴づけられ、トマトに接種したPythium aphanidermatumに対する強力な生物防除効果を示した。
また、本種は4種類の加水分解酵素について中程度の活性を示し、これが菌寄生性に関与している可能性が考えられた。
中国湖南省洞庭湖

(新種)

Trichoderma cyanodichotomus J.S. Li & K. Chen
語源…青緑色の二叉分岐する(色素の色と形態から)
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(中国新産種)

Trichoderma capillare Samuels & C.P. Kubicek
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