2015年5月28日 （仮訳）パキスタン産の不完全糸状菌の新種、Trinacrium anchorum Sultana, K. et al., 2014. Trinacrium anchorum, a new hyphomycetous fungus from Pakistan. Webbia. Available at: http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00837792.2014.900912 [Accessed May 28, 2015]. 【R3-01867】2015/05/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ パキスタンにおいてVitis trifoliaの枝から分離された菌を検討し、Trinacrium anchorumとして新種記載した。 本種は分生子がT形で大型、腕が先細りになり、主軸に向かって錨のように屈曲することなどで特徴づけられた。 本種は2週間の雨が続いた後に見出されたことから、水を好む菌だと考えられた。 Building of Biological Sciences, Quaid-i-Azam University Islamabad, Pakistan （新種） Trinacrium anchorum Kishwar Sultana, M. Umar Shahbaz, M. Irfan Ul-Haque & Gulshan Irshad 語源…錨の（分生子の形状から） ※2015年5月28日現在、本種はMycoBank/Species fungorumには登録されていない。 【よく似た種との区別】 Trinacrium subtile 本種と異なり分生子がT形ではなくY形 本種と異なり分生子の腕の数が2ではなく2-3 Trinacrium incurvum 分生子の腕が屈曲する 分生子の腕が先細りになる 本種より分生子の腕が長い（本種と同程度という報告もある） 本種と異なり分生子の主軸の隔壁数が6-7ではなく3-4 本種と異なり分生子の腕の隔壁数が3-5ではなく3-4（0-2、2-3という報告もある）