(仮訳)コナラ属植物の葉枯病を引き起こす新種Tubakia koreana
Yun, H-Y. & Kim, Y-H. 2020. Tubakia koreana sp. nov. causing Quercus leaf blight. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2020/00000135/00000001/art00014 [Accessed June 4, 2020] 【R3-07378】2020/6/4投稿

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3行まとめ

韓国の山地においてクヌギおよびモンゴリナラの葉枯病の罹病葉から分離された菌を検討し、Tubakia koreanaとして新種記載した。
本種は同属他種とはコロニーの色や分生子のサイズなどの形態形質が異なっていたほか、系統的にも異なっていた。
接種試験により本種の病原性を確かめた。
韓国京畿道河南市新長洞黔丹山

(新種)

Tubakia koreana H.Y. Yun
語源…韓国の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Tubakia dryina
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国における分布が知られていない
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なりコロニーがごく淡い褐色~褐色ではなく淡灰色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Tubakia iowensis
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国における分布が知られていない
本種と異なり小分生子を有することがある
本種と異なりコロニーがごく淡い褐色~褐色ではなく淡灰色~暗灰色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Tubakia seoraksanensis
韓国に分布する
同じモンゴリナラを宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なりコロニーがごく淡い褐色~褐色ではなく類白色~淡黄色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Tubakia japonica
韓国に分布する
同じクヌギを宿主とする
宿主の葉に生じる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりクリ属植物などが宿主として知られている
本種と異なり葉に重度の壊死ではなく斑点を生じる
本種より分生子のサイズがずっと大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される