(仮訳)スロバキアにおいてBetula pendulaの枝に生じた2種の重要な子嚢菌およびそのアナモルフ
Pastirčáková, K. & Pastirčák, M., 2010. Two important ascomycetes and their anamorphs on twigs of Betula pendula in Slovakia. Polish Botanical Journal. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Katarina_Pastircakova/publication/267623096_Two_important_ascomycetes_and_their_anamorphs_on_twigs_of_(Betula_pendula)_in_Slovakia/links/54539e2b0cf26d5090a54a05.pdf [Accessed March 8, 2017].
【R3-03820】2017/03/08投稿

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3行まとめ

スロバキアの20ヶ所においてBetula pendulaの枝に生じた菌を検討した。
Pleomassaria sipariaおよびSplanchnonema argusの2種をスロバキア新産種として報告した。
両種のテレオモルフとともに、分生子果形成性のアナモルフの形態を検討した。

(スロバキア新産種)

Pleomassaria siparia (Berk. & Broome) Sacc.
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【よく似た種との区別】
Pleomassaria monosperma
北米に分布する
同じカバノキ属植物を宿主とする
本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく1(-2)胞子性
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が横5-7ではなく横35(最大)および縦7-8
Prosthemium asterosporum
日本に分布する
同じBetula pendulaを宿主とする
テレオモルフの形態が区別できないほど類似している
本種と異なり分生子の全ての腕が均等に発達する

(スロバキア新産種)

Splanchnonema argus (Berk. & Broome) Kuntze
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【よく似た種との区別】
Splanchnonema scoriadeum
イギリス、スコットランド、スウェーデン、北米などに分布する
同じカバノキ属植物を宿主とする
本種と異なり子嚢果が埋生するのではなく破出性
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が6-7ではなく1