(仮訳)インド・ケララ州産のすす病菌の2新種
Hosagoudar, VB. & Thomas, S., 2013, Two new black mildews from Kerala, India. International Journal of Research Studies in Biosciences. Available at: http://www.arcjournals.org/pdfs/ijrsb/v1-i1/v1-i1-ijrsb-3.pdf [Accessed May 4, 2014].
【R3-00680】2014/05/05投稿

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3行まとめ

インド・ケララ州でソケイ属の一種に発生したすす病菌を、Bheemamyces jasminiとして新種記載した。
また、同じくケララ州でゴシュユ属のEuodia lunuankendaに発生したすす病菌を、Meliola melicopegenaとして新種記載した。
両種は形態的に類似した種とは、宿主の属や顕微鏡的形質の差異によって区別された。
Sacred grove (Kaavu) of Kallil Bhagavathy Temple, Perumbavoor, Ernakulam, Kerala, India

(新種)

Bheemamyces jasmini V.B. Hosagoudar & Sony Thomas
語源…ソケイ属の
※本種は2014年5月5日現在、MycoBank/Species fungorumに登録されていない。

【よく似た種との区別】
Bheemamyces oleae
※この表の作成にあたってはHosagoudar & Fathima (2013) を参考にした。
同じモクセイ科の植物を宿主とする
本種と異なり付着器が2細胞ではなく単細胞からなる
本種と異なりソケイ属ではなくオリーブ属のOlea polygamaを宿主とする
Thattekad Bird Sanctuary, Ernakulam, Kerala, India

(新種)

Meliola melicopegena V.B. Hosagoudar & Sony Thomas
※本種は2014年5月5日現在、MycoBank/Species fungorumに登録されていない。

【よく似た種との区別】
Meliola luvungae
同じミカン科の植物を宿主とする
形態的に類似している(かつて本種がこの種と同定されていた)
本種と異なり宿主がEuodia lunuankendaでない
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり付着器の”head cells”が全縁~多角形でない