2020年11月29日 (仮訳)韓国産の地衣の2新種、Thelopsis ullungdoensisおよびPhylloblastia gyeongsangbukensis Halda, JP. et al., 2020. Two New Lichen Species, Thelopsis ullungdoensis and Phylloblastia gyeongsangbukensis from Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/pdf/10.1080/12298093.2020.1827945 [Accessed November 29, 2020] 【R3-07913】2020/11/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国鬱陵島からThelopsis ullungdoensisおよびPhylloblastia gyeongsangbukensisの2新種を記載した。 前者は岩上生でT. flaveolaに近縁であり、後者は樹皮生で子嚢胞子に5隔壁を有することなどで特徴づけられた。 Thelopsis属およびPsoroglaena属地衣の検索表を掲載した。 韓国慶尚北道鬱陵郡鬱陵邑沙洞里 (新種) Thelopsis ullungdoensis J.P. Halda, D. Liu & J.-S. Hur 語源…鬱陵島産の 【よく似た種との区別】 Thelopsis gangwondoensis 韓国に分布する 子嚢胞子に隔壁を欠く 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり子器が半埋生 本種と異なり子器が白色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が円形ではなく長楕円形 Thelopsis flaveola 本種と異なり韓国ではなくヨーロッパおよび米国などに分布する 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり子器が埋生~半埋生 本種と異なり子器が黄色 本種より子嚢胞子が短い 韓国慶尚北道鬱陵郡鬱陵邑沙洞里 (新種) Phylloblastia gyeongsangbukensis J.P. Halda, J.S. Park & J.-S. Hur 語源…慶尚北(道)産の 【よく似た種との区別】 Phylloblastia inexpectata 本種と異なり韓国ではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり樹皮生ではなく葉上生である 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5ではなく3 Psoroglaena gangwondoensis 本種と異なり子器が半埋生ではなく表在生 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁部分が狭窄する 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5ではなく横3–5–7、縦(0–)1–2 本種より果殻がずっと厚い 本種と異なり果殻が2層からなるという特徴を欠く 本種と異なり子囊果周辺組織外壁を欠く 本種より共生藻の細胞のサイズがずっと大きい Psoroglaena stigonemoides 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5ではなく3-5 Psoroglaena dictyospora 本種と異なり地衣体が小粒状~疣状 本種と異なりゴニオシストが等径 Phylloblastia blechnicola 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5ではなく3-6