(仮訳)ヨーロッパ産のフウセンタケ属Telamonia亜属、ColymbadiniおよびUracei節の2新種
Dima, B. et al., 2014. Two new species of Cortinarius, subgenus Telamonia, sections Colymbadini and Uracei, from Europe. Mycological Progress. … Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-014-0970-6 [Accessed November 28, 2015].
【R3-02423】2015/11/29投稿

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3行まとめ

ヨーロッパのオーク林からCortinarius uraceomajalisおよびC. uraceonemoralisの2新種を記載した。
また、分子系統解析の結果などを基に、Hydrocybe nolaneiformisをフウセンタケ属Colymbadini節に移した。
C. colymbadinusおよびC. uraceusのネオタイプ標本を指定した。
Hungary, Heves County, Recsk

(新種)

Cortinarius uraceomajalis Dima, Liimat., Niskanen & Bojantchev
語源…5月のCortinarius uraceus
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【よく似た種との区別】
Cortinarius uraceonemoralis
ハンガリーに分布する
子実体が春に発生することがある
コナラ属の樹下に発生する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なりColymbadini節ではなくUracei節に含まれる
本種と異なりブルガリアではなくイタリア、スウェーデンにおける分布が知られている
本種と異なり子実体が紫外線蛍光を発するのではなく全く発しない
本種より担子胞子のサイズがやや大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius colymbadinus
同じColuymbadini節に含まれる
ハンガリーに分布する
子実体が黄色系の紫外線蛍光を発する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりブルガリアではなくオーストリア、フィンランドにおける分布が知られている
本種と異なりコナラ属の落葉樹林における発生のみが知られているのではなくトウヒ属およびマツ属の針葉樹林に発生する
本種と異なり子実体の紫外線蛍光が柄の下部1/3が顕著なクロムイエローで基部の菌糸体が時に橙色、ただしその他の部分は蛍光を発しないのではなく全体が強い黄色で柄全体および襞の縁部がごく強いクロムイエロー
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(13塩基の置換およびインデル)
Cortinarius nolaneiformis
同じColuymbadini節に含まれる
ハンガリーに分布する
子実体が春に発生する
形態的に類似している(混同されているおそれがある)
子実体が黄色系の紫外線蛍光を発する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコナラ属の落葉樹林における発生のみが知られているという特徴を欠く
本種より子実体がやや濃色
本種と異なり子実体の紫外線蛍光が柄の下部1/3が顕著なクロムイエローで基部の菌糸体が時に橙色、ただしその他の部分は蛍光を発しないのではなく柄で鈍くほとんど認められない、ただし下部1/3および基部の菌糸体で強い黄色~卵黄色
本種より担子胞子のサイズが通常大きい
本種より担子胞子のQ値平均が小さい
本種ほど担子胞子が粗い疣状でない
本種より担子胞子のデキストリノイド性が弱い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(22塩基の置換およびインデル)
Cortinarius rigidipes
本種と異なりColymbadini節ではなくUracei節に含まれる
本種と異なりスイス、フランス、ドイツなどにおける分布が知られている
本種と異なり子実体が春ではなく秋に発生する
本種と異なり子実体が紫外線蛍光を発するのではなく全く発しない
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
本種より担子胞子が強い疣状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fulvoisabellinus
本種と異なりColymbadini節ではなくHinnulei節に含まれる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Italy, Sardinia, Nuoro, Gavoi, Lago di Gusana, by the hotel Taloro

(新種)

Cortinarius uraceonemoralis Niskanen, Liimat., Dima, Kytöv., Bojantchev & H. Lindstr.
語源…Uracei節の森林の
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【よく似た種との区別】
Cortinarius uraceomajalis
ハンガリーに分布する
子実体が春に発生することがある
コナラ属の樹下に発生する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なりUracei節ではなくColymbadini節に含まれる
本種と異なりイタリア、スウェーデンではなくブルガリアにおける分布が知られている
本種と異なり子実体が紫外線蛍光を全く発しないのではなく発する
本種より担子胞子のサイズがやや小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius rigidipes
同じUracei節に含まれる
子実体が紫外線蛍光を全く発しない
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスイス、フランス、ドイツなどにおける分布が知られている
本種と異なり秋に発生するが稀に春に発生することもあるのではなく秋に発生する
本種と異なり主にコナラ属植物の樹下に発生するのではなく、広葉樹林に発生するが針葉樹との混生林に発生することもある
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
本種より担子胞子が強い疣状
本種より担子胞子のデキストリノイド性がやや強い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(20塩基の置換およびインデル)
Cortinarius pseudouraceus
本種と異なり針葉樹林に発生する
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
Cortinarius badiolaevis
本種と異なり広葉樹林または混生林ではなく針葉樹林に発生する
本種より担子胞子のサイズがやや小さい
本種より担子胞子のQ値が小さい
本種ほど担子胞子が疣状でない
Cortinarius uraceus
スウェーデンに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりフィンランドなどに分布する
本種と異なり主にコナラ属植物の樹下ではなく針葉樹林に発生する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(17塩基の置換)
Cortinarius nolaneiformis
スウェーデン、ハンガリーに分布する
子実体が春に発生することがある
本種と異なりUracei節ではなくColymbadini節に含まれる
本種と異なり子実体が紫外線蛍光を全く発しないのではなく発する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Cortinarius nolaneiformis (Velen.) Dima, Niskanen & Liimat.
旧名:Hydrocybe nolaneiformis Velen.
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【よく似た種との区別】
Cortinarius colymbadinus
同じColuymbadini節に含まれる
ハンガリーに分布する
子実体が黄色系の紫外線蛍光を発する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトウヒ属およびブナ属、稀にコナラ属の樹下に発生するのではなく針葉樹林においてトウヒ属およびマツ属の樹下に発生する
本種と異なり子実体の紫外線蛍光が柄で鈍くほとんど認められない、ただし下部1/3および基部の菌糸体で強い黄色~卵黄色なのではなく、全体が強い黄色で柄全体および襞の縁部がごく強いクロムイエロー
本種より担子胞子が強い疣状
本種より担子胞子のデキストリノイド性が強い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(21塩基の置換およびインデル)
Cortinarius uraceomajalis
同じColuymbadini節に含まれる
ハンガリーに分布する
子実体が春に発生する
形態的に類似している(混同されているおそれがある)
子実体が黄色系の紫外線蛍光を発する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコナラ属の落葉樹林における発生のみが知られている
本種より子実体がやや淡い褐色
本種と異なり子実体の紫外線蛍光が柄で鈍くほとんど認められない、ただし下部1/3および基部の菌糸体で強い黄色~卵黄色なのではなく、柄の下部1/3が顕著なクロムイエローで基部の菌糸体が時に橙色、ただしその他の部分は蛍光を発しない
本種より担子胞子のサイズが通常小さい
本種より担子胞子のQ値平均が大きい
本種より担子胞子が粗い疣状
本種より担子胞子のデキストリノイド性が強い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(22塩基の置換およびインデル)
Cortinarius rigidipes
生息環境が類似している
本種と異なり子実体が春ではなく秋に発生する
本種と異なり子実体が紫外線蛍光を発しない
本種より担子胞子のサイズが大きい
Cortinarius armeniacus
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子が扁桃形でない
Cortinarius erugatus
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子が扁桃形でない
Cortinarius uraceonemoralis
スウェーデン、ハンガリーに分布する
子実体が春に発生することがある
本種と異なりColymbadini節ではなくUracei節に含まれる
本種と異なり子実体が紫外線蛍光を発するのではなく全く発しない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Sweden, Jämtland, Ragunda, Kullstabodarna

(その他掲載種)

Cortinarius colymbadinus Fr.
※本種のネオタイプ標本を指定した。
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【よく似た種との区別】
Cortinarius nolaneiformis
同じColuymbadini節に含まれる
子実体が黄色系の紫外線蛍光を発する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり針葉樹林においてトウヒ属およびマツ属の樹下に発生するのではなくトウヒ属およびブナ属、稀にコナラ属の樹下に発生する
本種と異なり子実体の紫外線蛍光が全体が強い黄色で柄全体および襞の縁部がごく強いクロムイエローなのではなく柄で鈍くほとんど認められない、ただし下部1/3および基部の菌糸体で強い黄色~卵黄色
本種ほど担子胞子が強い疣状でない
本種より担子胞子のデキストリノイド性が弱い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(21塩基の置換およびインデル)
Cortinarius uraceomajalis
同じColuymbadini節に含まれる
ハンガリーに分布する
子実体が黄色系の紫外線蛍光を発する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオーストリア、フィンランドではなくブルガリアにおける分布が知られている
本種と異なりトウヒ属およびマツ属の針葉樹林に発生するのではなくコナラ属の落葉樹林における発生のみが知られている
本種と異なり子実体の紫外線蛍光が全体が強い黄色で柄全体および襞の縁部がごく強いクロムイエローなのではなく、柄の下部1/3が顕著なクロムイエローで基部の菌糸体が時に橙色、ただしその他の部分は蛍光を発しない
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(13塩基の置換およびインデル)
Cortinarius isabellinus
形態的に類似している(しばしば同種とされる)
本種と異なり肉が青色を帯びる
Cortinarius zinziberatus
形態的に類似している(同種とされることがある)
子実体が早い時期に発生する
本種より子実体のサイズが小さい
本種より傘の直径が小さい
本種と異なり傘が明るい黄色
本種と異なり襞が明るい黄色
本種と異なりショウガ様の臭気がある
Finland, Varsinais-Suomi, Lohja, Esker of Lohja, outdoor recreation area by road 41

(その他掲載種)

Cortinarius uraceus Fr.
※本種のネオタイプ標本を指定した。
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【よく似た種との区別】
Cortinarius rigidipes
形態的に類似している(ほとんど区別できない)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり針葉樹林ではなく純粋な広葉樹林または針葉樹との混生林に発生する
本種より担子胞子のサイズがやや大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(12塩基の置換)
Cortinarius uraceonemoralis
スウェーデンに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり針葉樹林ではなく主にコナラ属植物の樹下に発生する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(17塩基の置換)
Cortinarius pseudouraceus
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius pardinipes
本種と異なりUracei節ではなくBrunnei節に含まれる
本種より担子胞子がやや短い
本種と異なり担子胞子が扁桃形~弱い楕円形ではなく広楕円形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される