2014年9月5日 （仮訳）インドビルマ生物多様性ホットスポット由来のモジゴケ属地衣の2新種 Singh, P. & Singh, KP., 2014. Two new species of Graphis (Ascomycota: Ostropales: Graphidaceae), from the Indo-Burma biodiversity hotspot. Available at: http://mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_5_4_2.pdf [Accessed September 4, 2014]. 【R3-01069】2014/09/05投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ インドビルマ地域で採集した地衣を検討し、Graphis manipurensisおよびG. sirohiensisの2種を新種記載した。 前者はリレラが非常に短く分枝せず、果托の側面が炭化し、子嚢が1胞子性であることなどで特徴づけられた。 一方、後者はリレラが顕著で果托が完全に炭化し、子嚢が8胞子性であることなどで特徴づけられた。 India, Manipur, Chandel district, Tengnoupal （新種） Graphis manipurensis Pushpi Singh & Kr. P. Singh 語源…マニプル産の 【よく似た種との区別】 Graphis nadurina 肉眼的形態が非常に類似している 子実層が無色 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Graphis cleistomma 肉眼的形態が非常に類似している 子実層が無色 本種と異なり果托の側面のみではなく全体が炭化する 本種と異なり地衣成分を欠く Graphis oryzaecarpa 肉眼的形態が非常に類似している 子実層が無色 本種と異なり果托の側面のみではなく全体が炭化する 本種と異なり地衣成分を欠く Graphis insulana 顕微鏡的形質が非常に類似している 本種とリレラの形態が異なる India, Manipur, Ukhrul district, on way to Sirohi hill ※（編集注）採集地の緯度経度が「25°6’21.58 N, 90°27’25.89 E」となっているが、経度は「94°27’25.89 E」の誤りと思われる （新種） Graphis sirohiensis Pushpi Singh & Kr. P. Singh 語源…シロヒ産の 【よく似た種との区別】 Graphis saxicola 顕微鏡的形質が類似している 子嚢胞子のサイズが類似している 化学成分が類似している 本種と異なり樹皮ではなく岩に発生する 本種と異なりリレラが顕著ではなく破出性 Graphis handelii（ニセモジゴケ） 肉眼的形態が非常に類似している 顕微鏡的形質が非常に類似している 化学成分が非常に類似している 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が石垣状ではなく横隔壁 Graphis crebra 肉眼的形態が非常に類似している 顕微鏡的形質が非常に類似している 化学成分が非常に類似している 本種と異なり”disc”が帯黒色ではなく白色 本種と異なり”disc”が粉状 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が石垣状ではなく横隔壁 Graphis ficicola 形態的に一見類似している 子実層が無色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が石垣状ではなく横隔壁 本種と地衣成分が異なる Graphis palmicola 形態的に一見類似している 子実層が無色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が石垣状ではなく横隔壁 本種と地衣成分が異なる