2021年4月21日 （仮訳）中国産のPachyphlodes属2新種 Li, T. et al., 2019. Two new species of Pachyphlodes from China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.411.2.2 [Accessed April 21, 2021] 【R3-08341】2021/4/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国からPachyphlodes cinnabarinaおよびP. wulushanensisの2新種を記載した。 前者は子嚢果が橙赤色で、子嚢胞子が円筒形の子嚢に1列で配列し、ピン状の刺に覆われることなどで特徴づけられた。 後者は子嚢果が黄緑色で、子嚢胞子の刺が部分的に頂部で融合することなどで特徴づけられた。 中国吉林省延辺朝鮮族自治州敦化市 （新種） Pachyphlodes cinnabarina L. Fan, K.B. Hang & T. Li 語源…橙赤色の（子嚢果の色から） 中国山西省臨汾市隰県五鹿山 （新種） Pachyphlodes wulushanensis L. Fan, K.B. Hang & T. Li 語源…霧露山産の 【よく似た種との区別】 Pachyphlodes depressa 中国に分布する 子嚢果が黄緑色 子嚢果が窪む nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子表面にほとんど疣を欠く nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pachyphlodes citrina 中国に分布する 子嚢胞子表面が顕著な角錐形の疣状 nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりフランス、イタリア、イギリスにおける分布が知られている 本種と異なり子嚢果が黄緑色ではなくレモン色 本種と異なり子嚢胞子表面が部分的に頂部で融合する刺状ではなく頂部が丸いか截断状の刺状 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される