2017年7月28日 (仮訳)インド、ウッタル・プラデーシュ州北東部産のPassalora属およびPseudocercospora属の2新種 Singh, R., Kumar, S. & Kamal. 2011. Two new species of Passalora and Pseudocercospora from northeastern Uttar Pradesh, India. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000117/00000001/art00016 [Accessed July 28, 2017]. 【R3-04247】2017/07/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ウッタル・プラデーシュ州においてBarringtonia acutangulaの生葉に生じた菌を検討し、Passalora barringtoniigenaとして新種記載した。 また、Miliusa tomentosaの葉に生じた菌を検討し、Pseudocercospora miliusaeとして新種記載した。 両種を同属あるいは同科の植物を宿主とする他種と比較し、相違点を記述した。 Nichlaul Forest, Mahrajganj (U.P.), India (新種) Passalora barringtoniigena R. Singh, Sham. Kumar & Kamal 語源…サガリバナ属に生じる 【よく似た種との区別】 Passalora barringtoniicola 同じサガリバナ属植物を宿主とする 本種と異なりインドではなく中国などに分布する 本種と異なりBarringtonia acutangulaではなくB. yunnanensisなどを宿主とする 本種と異なり分生子柄が良好に発達した表皮下の子座から生じる 本種と異なり分生子柄が密に束生する 本種と異なり分生子が単生ではなく鎖生する 本種と異なり分生子が円筒形ではなく倒棍棒状円筒形で先端が長く屈曲する Passalora barringtoniae-acutangulae インドに分布する 同じサガリバナ属植物を宿主とする 本種と異なりオーストラリアにおける分布が知られている 本種と異なりBarringtonia acutangulaではなくB. acutangulaなどを宿主とする 本種と異なり子座が良好に発達する 本種より分生子柄が長い 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が円筒形ではなく倒棍棒形~広紡錘形 本種と異なり分生子の隔壁数が0-3 Vindhyavashini Park, Gorakhpur (U.P.), India (新種) Pseudocercospora miliusae R. Singh, Sham. Kumar & Kamal 語源…Miliusa属の 【よく似た種との区別】 Pseudocercospora annonacea 同じMiliusa属植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa tomentosaではなく別種を宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が淡褐色ではなく無色 本種と異なり分生子の隔壁数が0-4ではなく最大15-20 Passalora miliusae 同じMiliusa tomentosaを宿主とする 本種と異なり分生子が淡褐色ではなくほぼ無色 本種と異なり分生子の脱離痕が厚い Pseudocercospora aethiopicae 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種と異なり分生子柄が単生または束生するのではなく常に密に束生し単生することがない 本種より分生子柄が短い Pseudocercospora annonae 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種より分生子柄が長い 本種より分生子が長い Pseudocercospora annonae-squamosae 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種と異なり分生子柄が単生または束生するのではなく葉の下面では表在菌糸から単生し、上面では良好に発達した子座から大型でほぼスポロドキアに近い束生をなす 本種より分生子が短い 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子の隔壁数が0-4ではなく3-7 Pseudocercospora annonarum 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種と異なりシンネマを形成する 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が卵状~楕円形 本種と異なり分生子の隔壁数が0-4ではなく0-10 Pseudocercospora annonifolii 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種より分生子柄が短い 本種より分生子が長い Pseudocercospora asiminae 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種と異なり分生子柄が”substomatal”および表在性 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が楕円状卵形~紡錘形で頂部が鈍頭 本種と異なり分生子に0-4隔壁ではなく横1-9、時に縦または斜め1-2隔壁を有する Pseudocercospora asiminae-pygmaeae 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種より分生子のサイズが大きい Pseudocercospora oblecta 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種と異なりスポロドキアを形成する 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子柄表面が小疣状 本種と異なり分生子形成細胞が1-4回貫生伸長する 本種と異なり分生子形成細胞の頂部が先細りになり丸いか類截断状 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子表面が小疣状 本種と異なり分生子の隔壁数が0-4ではなく1-15 本種と異なり分生子に油滴を含む Pseudocercospora polyalthiae 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種と異なり分生子柄が表在菌糸から生じる 本種と異なり分生子柄が単生または束生するのではなく常に単生 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子の隔壁数が0-4ではなく3-13 Pseudocercospora scitula 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種より分生子柄のサイズが大きい 本種より分生子のサイズが大きい Pseudocercospora xenoannonicola 同じバンレイシ科植物を宿主とする 本種と異なりMiliusa属植物が宿主として知られていない 本種と異なり菌糸体が宿主の内部ではなく外部および内部に生じる 本種より分生子柄が短い 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子の隔壁数が0-4ではなく5-7