2020年10月3日 （仮訳）台湾産の星形胞子を形成する不完全糸状菌の属、CeratosporiumおよびDiplocladiellaの2新種 Kirschner, R. & Chen, C-J. 2004. Two new species of the staurosporous hyphomycetous genera Ceratosporium and Diplocladiella from Taiwan. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15572536.2005.11832938 [Accessed October 3, 2020] 【R3-07741】2020/10/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 台湾からCeratosporium verrucosumおよびDiplocladiella altaの2新種を記載した。 前者はタケの枯稈に生じ、分生子の腕表面が疣状であり、後者は腐朽材に生じ、同属他種より分生子柄が長かった。 C. fasciculareのタイプ標本を再検討し、本種の正名がBactrodesmium submoniliformeであることを確かめた。 台湾新竹市竹東鎮清泉 （新種） Ceratosporium verrucosum R. Kirschner & Chee J. Chen 語源…疣状の（分生子の腕表面の性状から） 【よく似た種との区別】 Ceratosporium aequatoriale 分生子表面が疣状 本種と異なり分生子の腕が2細胞からなる”basal body”から生じる 本種より分生子の腕のサイズが小さい 本種より分生子の腕の隔壁数が少ない Ceratosporium gracile 分生子表面が疣状 本種より分生子の腕が長い 本種より分生子の腕の幅が狭い 本種と異なり分生子の腕の基部表面のみが疣状 Ceratosporium indicum 分生子表面が疣状 本種より分生子の腕が長い 本種より分生子の腕の幅が狭い 本種と異なり分生子の腕の基部表面のみが疣状 Hirudinaria macrospora 本種と異なり寄生菌として知られている 本種と異なりタケの枯稈ではなく葉などに生じる 本種より分生子の腕の幅が狭い 台湾南投県恵蓀林場 （新種） Diplocladiella alta R. Kirschner & Chee J. Chen 語源…暗色の 【よく似た種との区別】 Weufia tewoldei 分生子柄の長さが類似している 分生子形成細胞表面に数個の痕を有する 本種と異なり分生子に真正隔壁ではなく異隔壁を有する Diplocladiella scalaroides 分生子の形状が類似している 本種より分生子柄が短い 本種より分生子の幅が狭い 本種よりも分生子の腕が互いに、および”central body”からはっきりと分かれている （その他掲載種） Bactrodesmium submoniliforme Hol.-Jech.