(仮訳)二次分生子を欠くXenosporium属2新種
Zhao, G-Z. et al., 2006. Two new species of Xenosporium (Hyphomycetes) lacking secondary conidia. Nova Hedwigia. Mycotaxon. Available at: https://ftp.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/82/73044/Two_new_species_of_Xenosporium_Hyphomycetes_lacking_secondary_conidia [Accessed November 30, 2021] 【R3-09010】2021/11/30投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国からXenosporium helicominumX. tibetanumの2新種を記載した。
前者は吉林省の腐朽材、後者はチベット自治区のタケ上にそれぞれ生じ、いずれも本属菌のほとんどが有する二次分生子を欠くことで特徴づけられた。
本属を形態に基づき細分化した際に二次分生子を欠く3番目のグループを提唱し、4種を含めた。
中国吉林省延辺朝鮮族自治州敦化市

(新種)

Xenosporium helicominum G.Z. Zhao
語源…Helicoma属類似の(分生子の形態から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Xenosporium indicum
分生子が淡褐色
分生子が屈曲する
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり二次分生子を有する
Xenosporium larvale
分生子が屈曲する
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が淡褐色ではなく淡い帯黄褐色
本種と異なり二次分生子を有する
中国チベット自治区ニンティ市永久溝

(新種)

Xenosporium tibetanum G.Z. Zhao
語源…チベットの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Xenosporium amomi
アジアに分布する
分生子両端の細胞がほぼ無色
分生子が屈曲状
分生子の両端に細長い円筒形の細胞を有する
本種と異なり中国ではなくタイなどに分布する
本種と異なりタケではなくアモムム属植物などに生じる
本種より分生子柄の幅が広い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が淡黄色ではなく無色~暗褐色
本種と異なり分生子が3-4列ではなく2-3列の細胞で構成される
本種と異なり二次分生子を有する