2020年12月4日 (仮訳)北米西部産のウスニン酸を含有するLecanora属2新種 Lendemer, JC. & Knudsen, K. 2009. Two New Usnic Acid Containing Species of Lecanora from Western North America. Opuscula Philolichenum. Available at: http://sweetgum.nybg.org/science/op/biblio_list.php?BucVolume_tab=6 [Accessed December 4, 2020] 【R3-07928】2020/12/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 北米からLecanora austrocalifornicaおよびL. simeonensisの2新種を記載した。 前者はカリフォルニア州南部の山地においてマツの枝の樹皮に生じ、ウスニン酸類およびフマルプロトセトラル酸を含むことなどで特徴づけられた。 後者は地衣体が疣状小区画状で、頭状の粉芽を形成し、ウスニン酸およびゼオリンを含むことなどで特徴づけられた。 USA, California, Riverside Co., San Jacinto Mountains, San Bernardino National Forest, Apple Canyon, along Apple Canyon Road (新種) Lecanora austrocalifornica Lendemer & K. Knudsen 語源…南カリフォルニアの 【よく似た種との区別】 Lecanora conizaeoides 北米に分布する 子器縁部が一様である 粉子が糸状 P+橙赤色である 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む 本種と異なり米国ではなくドイツ、スウェーデン、デンマークなどに分布する 本種と異なり粉芽を欠くのではなく有することがある 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より粉子が短い Lecanora densa 形態的に類似している(外観がほぼ同一であり、誤同定されていた可能性がある) 子器縁部が一様である 粉芽を欠く 本種と異なりP+橙赤色ではなくP+黄色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり粉子が知られていない 本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を欠く Lecanora laxa 同所的に分布する(米国) 子器縁部が一様である 粉芽を欠く 本種と異なりP+橙赤色ではなくP陰性 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり粉子が知られていない 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を欠く Lecanora varia 形態的に類似している(外観がほぼ同一であり、誤同定されていた可能性がある) 粉芽を欠く 粉子が糸状 本種と異なり子器縁部が一様ではなく分化する 本種と異なりP+橙赤色ではなくP+黄色 本種より子嚢胞子が長い 本種より粉子が短い 本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を欠く USA, California, San Luis Obispo Co., San Luis Obispo Co.: San Simeon State Park, San Carpoforo Creek, south side, east of Highway 1 (新種) Lecanora simeonensis K. Knudsen & Lendemer 語源…(サン・)シメオン産の 【よく似た種との区別】 Lecanora strobilina 米国に分布する 本種と異なり粉芽を欠く 本種と異なり地衣成分としてデカルボキシスクアマチンを含む Lecanora expallens 米国に分布する 粉芽を有する 地衣成分としてウスニン酸およびゼオリンを含む 本種と異なり頭状の粉芽塊を形成しない 本種と異なり地衣成分としてチオファン酸を含む Lecanora oraefrigidae 北米に分布する 粉芽を有する 本種と異なり流木に発生することが知られている 本種と異なり地衣成分としてキサントン類を含む