(仮訳)ブラジル南部産の特筆すべきスッポンタケ属菌2種
Cortez, VG. et al., 2011. Two noteworthy Phallus from southern Brazil. Mycoscience. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10267-011-0124-5 [Accessed December 20, 2016].
【R3-03584】2016/12/20投稿

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3行まとめ

ブラジル、リオグランデ・ド・スル州で採集されたスッポンタケ属菌2種、Phallus duplicatusおよびP. granulosodenticulatusを報告した。
そのうち前者はブラジル新産種であり(おそらく南米新産種でもある)、後者は1932年の原記載以来の採集例となる「忘れられた種」であった。
後者についてはホロタイプ標本を検討して比較した。

(南米?、ブラジル新産種)

Phallus duplicatus Bosc
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【よく似た種との区別】
Phallus indusiatus(キヌガサタケ)
本種より菌網が発達する
本種より菌網が長い
本種より担子胞子の幅が広い

(その他掲載種)

Phallus granulosodenticulatus B. Braun bis
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【よく似た種との区別】
Phallus ravenelii
肉眼的形態が類似している(この種に同定されたことがある)
本種と異なりブラジルではなく北米などに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり傘の縁部が平滑
本種と異なり傘の縁部の境界が明瞭
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく円筒形