2016年6月16日 （仮訳）台湾新産のオフィオコルディセプス科菌類2稀産種 Ke, Y-H. & Ju, Y-M., 2015. Two rare ophiocordycipitaceous fungi newly recorded in Taiwan. Botanical Studies. Available at: http://link.springer.com/article/10.1186/s40529-015-0110-x [Accessed June 16, 2016]. 【R3-03022】2016/06/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 台湾新産種としてTolypocladium japonicumおよびOphiocordyceps odonataeの2種を報告した。 前者はツチダンゴ属菌の子実体、後者はミルンヤンマ属のトンボの成虫を、それぞれ宿主としていた。 前者のアナモルフを初めて報告するとともに、台湾産オフィオコルディセプス科菌類の検索表を掲載した。 （台湾新産種） Tolypocladium japonicum (Lloyd) Quandt, Kepler & Spatafora タンポタケモドキ 【よく似た種との区別】 Tolypocladium ophioglossoides（ハナヤスリタケ） ツチダンゴ属菌を宿主とする 子座が棍棒形 本種と異なり子座基部に根状菌糸束様の構造を有する Tolypocladium jezoense（エゾハナヤスリタケ） ツチダンゴ属菌を宿主とする 子座が棍棒形 本種と異なり子座基部に根状菌糸束様の構造を有する Tolypocladium tenuisporum ツチダンゴ属菌を宿主とする 子座が棍棒形 本種より部分胞子のサイズが小さい Tolypocladium szemaoense ツチダンゴ属菌を宿主とする 子座が棍棒形 本種より部分胞子のサイズが小さい （台湾新産種） Ophiocordyceps odonatae (Kobayasi) G.H. Sung, J.M. Sung, Hywel-Jones & Spatafora タンポヤンマタケ 【よく似た種との区別】 Ophiocordyceps dipterigena（ハエヤドリタケ） 台湾に分布する 本種と異なりトンボではなくハエ目昆虫を宿主とする