(仮訳)中国本土新産のマンネンタケ属2分類群
Wang, D-M., Wu, S-H. & Li, T-H., 2009. Two records of Ganoderma new to mainland China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000108/00000001/art00006 [Accessed November 16, 2016].
【R3-03481】2016/11/16投稿

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3行まとめ

中国本土から広西チワン族自治区からGanoderma applanatum var. laevisporumを、広東省からG. multipileumを、それぞれ報告した。
前者は子実体が無柄で上面に光沢が無く、肉が黄褐色~赤褐色であり、後者は傘が橙赤色~赤褐色で光沢があることなどで特徴づけられた。
G. chenghaienseのタイプ標本を再検討し、本種がG. multipileumのシノニムであることを示した。

(中国本土新産種)

Ganoderma applanatum var. laevisporum C.J. Humphrey
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【よく似た種との区別】
Ganoderma mirivelutinum
形態的に類似している(この種に同定された例がある)
本変種と異なり傘表皮が帯褐色棍棒形厚壁の細胞からなる
Ganoderma tornatum
形態的に類似している(同種とされたことがある)
本変種と異なり担子胞子表面が平滑という特徴を欠く

(中国本土新産種)

Ganoderma multipileum Hou
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【よく似た種との区別】
Ganoderma tropicum(ミナミオオマンネンタケ)
亜熱帯域に分布する
本種と異なり担子胞子が卵形~広卵形
本種と異なり担子胞子表面に微細な小刺ではなく厚い刺を有する
本種とITS領域の塩基配列が異なる