(仮訳)カモノハシ属植物を宿主とする2種の黒穂菌:新種Sporisorium austroafricanumおよびTolyposporium bogorienseの再検討
Piątek, M., 2009. Two smut fungi on Ischaemum: Sporisorium austroafricanum sp. nova and Tolyposporium bogoriense revisited. Annales Botanici Fennici. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.5735/085.046.0508 [Accessed September 25, 2016].
【R3-03324】2016/09/25投稿

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3行まとめ

南アフリカにおいてIschaemum fasciculatumに発生した黒穂菌の一種を検討し、Sporisorium austroafricanumとして新種記載した。
また、Tolyposporium bogorienseのタイプ標本を再検討したところ、宿主がキビ属ではなくI. cf. timorenseであること、本種がS. flagellatumと区別できないことが明らかになった。
S. flagellatumの学名に優先権があることから、T. bogorienseをそのシノニムとした。
South Africa, Seringkop, Bronkhorstspruit Tul

(新種)

Sporisorium austroafricanum Piatek
語源…南アフリカの
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【よく似た種との区別】
Sporisorium ischaemi-anthephoroides
黒穂胞子のサイズの範囲が重なる
黒穂胞子の片側が淡色
黒穂胞子が扁圧される
本種と異なり南アフリカではなく日本およびコロンビアなどに分布する
本種と異なり胞子塊が花序を完全に置き換える
本種より不稔細胞のサイズが小さい
本種より不稔細胞が薄壁

(インドネシア新産種)

Sporisorium flagellatum (Syd., P. Syd. & E.J. Butler) Vánky
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