(仮訳)ボリビア産の新種、Umbilicaria isidiosa
Krzewicka, B. & Wilk, K. 2009. Umbilicaria isidiosa (lichenized Ascomycota), a new species from Bolivia. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/233572668_IUmbilicaria_isidiosa_lichenized_Ascomycota_a_new_species_from_Bolivia [Accessed November 4, 2019] 【R3-06739】2019/11/4投稿

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3行まとめ

ボリビア、サンタクルス県で採集された岩上生葉状地衣の一種を検討し、Umbilicaria isidiosaとして新種記載した。
本種は地衣体が鼠色~帯灰褐色で裂芽を豊富に形成し、下面が帯黒色で偽根を伴うことなどで特徴づけられた。
本種は同属で唯一真の裂芽を有するU. deustaとは地衣体の色や表面性状、裂芽の位置や形状などが異なっていた。
Bolivia, Department Santa Cruz, Province of Manuel Maria Caballero, East Cordillera, NW of Comarapa city, Siberia village

(新種)

Umbilicaria isidiosa Krzewicka
語源…裂芽の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Umbilicaria deusta(トゲイワタケ)
南米に分布する
真の裂芽を有する
本種と異なり北半球、ニュージーランドにおける分布が知られている
本種と異なり地衣体が非常に薄い
本種と異なり地衣体が脆い
本種と異なり地衣体が鼠色~帯灰褐色ではなく褐色~暗褐色
本種と異なり地衣体表面が平滑~僅かに皺状
本種と異なり裂芽が縁部で塊をなすのではなく、亀裂および擦過部に沿って全体的に分布する
本種と異なり裂芽が巻いた裂片の下皮層からも生じるという特徴を欠く
本種と異なり裂芽が暗褐色~帯黒色ではなく褐色~暗褐色
本種と異なり裂芽が盛んに分枝する珊瑚状ではなく小粒状
本種と異なり地衣体下面が帯黒色ではなく淡褐色~暗褐色
本種と異なり地衣体下面が微細な粗面状から顕著な小区画状粗面ではなく孔状
本種と異なり偽根を欠く
Umbilicaria dendrophora
南米に分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
偽根を有する
本種と異なり真の裂芽を欠く
本種と異なり偽根の分枝が疎らではなく豊富
本種と異なり”thalloconidia”を有する
Umbilicaria umbilicarioides
形態的に類似している(混同のおそれがある)
偽根を有する
本種と異なりボリビアではなく南極地域などに分布する
本種と異なり真の裂芽を欠く
本種と異なり偽根の分枝が疎らではなく豊富
本種と異なり”thalloconidia”を有する