2020年7月21日 （仮訳）ロシア、シベリア南部のStanovoye Nagor’e高地に産したイワタケ科地衣 Davydov, EA. et al., 2019. Umbilicariaceae (lichenized Ascomycota) from the Stanovoye Nagor’e Highlands (South Siberia, Russia). Herzogia. Available at: https://bioone.org/journals/Herzogia/volume-32/issue-2/heia.32.2.2019.472/Umbilicariaceae-lichenized-Ascomycota-from-the-Stanovoye-Nagore-Highlands-South-Siberia/10.13158/heia.32.2.2019.472.short [Accessed July 20, 2020] 【R3-07519】2020/7/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ シベリア南部のStanovoye Nagor’e高地において19種のイワタケ科地衣を採集した。 そのうちUmbilicaria rhizinataをロシア新産種、2種をシベリア新産種、1種をシベリア南部新産種、2種を調査地における新産種としてそれぞれ報告した。 以前のシベリアからのU. papulosaの報告を疑問とした。 （その他掲載種） Umbilicaria caroliniana Tuck. シワイワタケ （その他掲載種） Umbilicaria cinereorufescens (Schaer.) Frey （その他掲載種） Umbilicaria cylindrica (L.) Delise タカネコゲノリ （その他掲載種） Umbilicaria deusta (L.) Baumg. トゲイワタケ （シベリア新産種） Umbilicaria formosana Frey （シベリア南部新産種） Umbilicaria herrei Frey 【よく似た種との区別】 Umbilicaria hyperborea（ダイセツイワタケ） ロシアに分布する 本種と異なり子器を豊富に有するという特徴を欠く 本種ほど地衣体が対称な類円形でない 本種と異なり地衣体上面の”umbo”上にしばしば粉霜を伴うという特徴を欠く 本種と異なり地衣体下面に”rhizinomorph”を欠く （その他掲載種） Umbilicaria hirsuta (Sw. ex Westr.) Ach. （その他掲載種） Umbilicaria hyperborea (Ach.) Hoffm. ダイセツイワタケ 【よく似た種との区別】 Umbilicaria herrei ロシアに分布する 本種と異なり子器を豊富に有する 本種より地衣体が対称な類円形である 本種と異なり地衣体上面の”umbo”上にしばしば粉霜を伴う 本種と異なり地衣体下面に”rhizinomorph”を有する （シベリア新産種） Umbilicaria kisovana (Zahlbr. ex Asahina) Zahlbr. ヒメイワタケ （Stanovoye Nagor’e高地新産種） Umbilicaria lyngei Schol. 【よく似た種との区別】 Umbilicaria leiocarpa（イワブスマ） 本種と異なり地衣体上面に網目模様を欠く Umbilicaria decussata（ネナシイワタケ） 本種と子器の形態が異なる 本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を有する （その他掲載種） Umbilicaria muehlenbergii (Ach.) Tuck. オオウラヒダイワタケ （その他掲載種） Umbilicaria pennsylvanica Hoffm. （その他掲載種） Umbilicaria pertusa Rass. （その他掲載種） Umbilicaria polyphylla (L.) Baumg. 【よく似た種との区別】 Umbilicaria nylanderiana ロシアに分布する 形態的に類似している（しばしば混同される） 本種と異なり地衣体が”polyphyllous”でない 本種ほど地衣体上面が平滑でない 本種と異なり”thalloconidia”が6-20細胞からなるのではなく隔壁を欠く （その他掲載種） Umbilicaria proboscidea (L.) Schrad. ミヤマコゲノリ （ロシア新産種） Umbilicaria rhizinata (Frey & Poelt) Krzew. 【よく似た種との区別】 Umbilicaria aprina（ナンキョクイワタケ） 形態的に類似している 系統的に類似している（先行研究） 本種より地衣体のサイズが大きい 本種と異なり地衣体が灰色でない 本種と異なり”thalloconidia”が3-4細胞からなるという特徴を欠く （その他掲載種） Umbilicaria rossica (Dombr.) N.S. Golubk. （その他掲載種） Umbilicaria torrefacta (Lightf.) Schrad. アナイワタケ （その他掲載種） Umbilicaria vellea (L.) Ach. タカネイワタケ （Stanovoye Nagor’e高地新産種） Xylopsora friesii (Acharius) Bendiksby & Timdal