(仮訳)ブラジルの半乾燥地域におけるヒメツチグリ属3種の地理的分布に関する更新情報
Sousa, JO. et al., 2014. Updates on the geographic distribution of three Geastrum species from Brazilian semi-arid region. Mycosphere. http://mycosphere.org/pdf/Mycosphere_5_3_9.pdf [Accessed October 22, 2019] 【R3-06700】2019/10/20投稿

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3行まとめ

ブラジルの半乾燥地域からGeastrum floriformeG. violaceum、およびG. xerophilumの3種を報告した。
これらはそれぞれブラジルからの初記録、熱帯地域からの初記録、新熱帯からの2番目の記録であった。
各種について記載文、生態写真、光学顕微鏡写真、SEM写真などを掲載した。

(ブラジル新産種)

Geastrum floriforme Vittad.
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【よく似た種との区別】
Geastrum hungaricum(アレチノヒメツチグリ)
子実体の裂片に吸水性を有する
孔縁盤が繊維状
菌糸体層に残渣の結晶を伴う
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり孔縁盤の境界が明瞭
本種と異なり内皮表面が粉状
Geastrum corollinum(チヂレツチガキ)
子実体の裂片に強い吸水性を有する
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり孔縁盤の境界が顕著に明瞭
本種と異なり菌糸体層に結晶を伴わない
本種より担子胞子のサイズが小さい
Geastrum kotlabae(ヒヨリヒメツチグリ)
子実体の裂片に強い吸水性を有する
本種と異なり孔縁盤が扇畳状
本種と異なり内皮表面が疣状

(熱帯域、ブラジル半乾燥地域新産種)

Geastrum violaceus Rick
※論文中ではG. violaceumと表記されている。
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【よく似た種との区別】
Geastrum schweinitzii var. stipitatum
柄を有する
本種と異なり孔縁盤の境界が明瞭
本種と異なり孔縁盤が繊維状
本種と異なり子実体形成菌糸層を有する
Geastrum saccatum(フクロツチガキ)
本種と異なり外皮が帯桃色
本種と異なり孔縁盤の境界が明瞭
本種と異なり孔縁盤が繊維状
本種より担子胞子のサイズが大きい
Geastrum morganii(モルガンツチガキ)
子実体が袋状
内皮が無柄
孔縁盤に境界を欠く
孔縁盤が不規則な扇畳状
菌糸体層に結晶を伴わない
本種と異なり内皮が帯褐色
本種より担子胞子のサイズが大きい

(ペルナンブーコ州半乾燥地域新産種)

Geastrum xerophilum Long
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【よく似た種との区別】
Geastrum campestre(ハマベノヒダツチガキ)
子実体に吸水性を有する
内皮に残渣の結晶を伴う
孔縁盤が扇畳状
本種と異なり子実体の裂片に強い吸水性を有する
本種と異なり内皮表面が疣状
Geastrum kotlabae(ヒヨリヒメツチグリ)
子実体に吸水性を有する
内皮に残渣の結晶を伴う
孔縁盤が扇畳状
本種と異なり子実体の裂片に強い吸水性を有する
本種と異なり内皮表面が疣状