(仮訳)アリゾナ州においてテミス科植物に生じた黒穂菌の新種、Urocystis cumminsii
Savchenko, KG. et al., 2019. Urocystis cumminsii sp. nov., a smut fungus on Themidaceae from Arizona. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2020/00000134/00000004/art00002 [Accessed February 20, 2020] 【R3-07063】2020/2/20投稿

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3行まとめ

米国アリゾナ州においてDichelostemma capitatumの葉に生じた黒穂菌の一種を検討し、Urocystis cumminsiiとして新種記載した。
本種は(旧)テミス科を宿主とする初の黒穂菌として報告された。
本種は分子系統解析で、イネ科植物を宿主とする種と姉妹群を形成し、その基部系統に位置した。
USA. Arizona, King’s Canyon, 16 km west of Tucson

(新種)

Urocystis cumminsii K.G. Savchenko, Carris & Castl.
語源…アメリカの菌学者、故George B. Cummins氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Urocystis camassiae
北米に分布する
本種と異なり(旧)テミス科植物ではなくリュウゼツラン科のCamassia属植物などを宿主とする
本種と異なり黒穂胞子が帯黄褐色ではなく帯赤褐色
本種より黒穂胞子が薄壁
本種より不稔細胞のサイズが大きい
本種より不稔細胞が厚壁