2019年9月25日 (仮訳)地中海地域におけるByssomerulius coriumの変異 Zmitrovich, IV., Spirin, WA. & Wasser, SP. 2006. Variability of Byssomerulius corium in the Mediterranean. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/270882927_Variability_of_Byssomerulius_corium_in_the_Mediterranean [Accessed September 25, 2019] 【R3-06620】2019/9/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Byssomerulius coriumを検討し、属および種概念の修正された記載文を掲載した。 そのうち、半乾燥地域のQuercus calliprinosに生じていた標本を新変種halileensisとして記載した。 本変種は子実層托がほぼ平滑または微細な皺状になることや担子胞子のサイズなどで特徴づけられた。 Israel, Upper Galilee (新変種) Byssomerulius corium var. halileensis Zmitr., Spirin & Wasser 語源…ガリラヤ産の 【よく似た種との区別】 Byssomerulius corium(カワシワタケ) イスラエルに分布する 同じコナラ属植物を宿主とする 本変種と異なりアフリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、北米、中米、南米などにおける分布が知られている 本変種と異なり様々な樹種が宿主として知られている 本変種と異なり子実層托がクリーム色ではなく帯クリーム色、帯黄色、淡色、帯赤色、淡黄褐色で老成すると灰色または紫色を帯びる 本変種と異なり子実層托がほぼ平滑または微細な皺状という特徴を欠く 本変種より担子胞子が長い Byssomerulius armeniacus 本変種と異なり子実下層の菌糸表面に結晶を伴わない 本変種より担子胞子が短く、長さの変異も小さい 本変種と異なり子実体形成菌糸層の菌糸表面に結晶を伴わない 本変種と異なり子実体形成菌糸層の菌糸が明瞭に厚壁ではなく僅かに厚壁 Byssomerulius hirtellus 本変種と異なり子実下層の菌糸表面に結晶を伴わない 本変種と異なり子実体形成菌糸層の菌糸表面に結晶を伴わない (その他掲載種) Byssomerulius corium (Pers.) Parmasto カワシワタケ 【よく似た種との区別】 Byssomerulius corium var. halileensis イスラエルに分布する 同じコナラ属植物を宿主とする 本種と異なりアフリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、北米、中米、南米などにおける分布が知られていない 本種と異なり様々な樹種が宿主として知られているという特徴を欠く 本種と異なり子実層托が帯クリーム色、帯黄色、淡色、帯赤色、淡黄褐色で老成すると灰色または紫色を帯びるのではなくクリーム色 本種と異なり子実層托がほぼ平滑または微細な皺状 本種より担子胞子が短い Lilaceophlebia serpens 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体が平伏することがある 本種と異なり子実層托が通常かなり明色でいくぶんオリーブ色を帯びる