2020年5月15日 （仮訳）炭化水素で汚染された地下水および感染したヒトから分離された新種の酵母、Wickerhamiella verensis Belloch et al. 2020. Wickerhamiella verensis f.a. sp. nov., a novel yeast species isolated from subsoil groundwater contaminated with hydrocarbons and from a human infection. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.004053 [Accessed May 14, 2020] 【R3-07318】2020/5/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ スペインにおいて金属加工工場の汚染された地下水、米国において感染症に罹患した乳児からそれぞれ分離された酵母の一種を検討し、Wickerhamiella verensisとして新種記載した。 本種は有性生殖を示さず、偽菌糸を形成しなかった。 本種は系統的に近縁な2種の同属他種とはグリセロール、キシリトール、イヌリン、スクロース、エタノールの資化能が異なっていた。 Vera de Bidasoa, Spain （新種） Wickerhamiella verensis Belloch, Pelaez, Menendez-Vega, Sanchez & Kurtzman 語源…ヴェラ産の 【よく似た種との区別】 Wickerhamiella sorbophila D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりグリセロール、キシリトールを資化可能 本種と異なりイヌリン、スクロース、エタノールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Wickerhamiella infanticola D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりりグリセロール、キシリトールを資化可能 本種と異なりイヌリン、スクロース、エタノールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される