2019年10月6日 （仮訳）木材穿孔性昆虫の幼生の腸内に見出されたアナモルフ酵母の新種、Wickerhamomyces mori Hui, F-L. et al., 2013. Wickerhamomyces mori sp. nov., an anamorphic yeast species found in the guts of wood-boring insect larvae. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.048637-0 [Accessed October 6, 2019] 【R3-06654】2019/10/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国河南省において昆虫の腸内から分離されたアナモルフ酵母の一種を検討し、Wickerhamomyces moriとして新種記載した。 本種は近縁種とは形態および生理学的形質が明瞭に異なっていた。 本種の有性世代は胞子形成培地においても認めなかった。 中国河南省南陽市 （新種） Wickerhamomyces mori F.L. Hui, L. Chen, X.Y. Chu, Q.H. Niu & T. Ke 語源…クワ属の 【よく似た種との区別】 Wickerhamomyces mucosus 本種と異なりスクロースを発酵不能 本種と異なりD-キシロース、トレハロース、セロビオース、D-ソルビトール、2-ケト-D-グルコン酸を資化可能 本種と異なりD-グルコン酸およびDL-乳酸を資化不能 本種と異なりビタミン要求性を有する Candida odintsovae ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラフィノースを発酵可能 本種と異なりD-キシロース、L-アラビノース、L-ラムノース、トレハロース、セロビオース、ラフィノース、D-ソルビトール、2-ケト-D-グルコン酸を資化可能 本種と異なりD-アラビノースを資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Wickerhamomyces rabaulensis ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトレハロースおよびラフィノースを発酵可能 本種と異なりD-キシロース、L-アラビノース、トレハロース、セロビオース、ラフィノース、リビトール、D-ソルビトールを資化可能 本種と異なりL-ソルボース、D-アラビノースを資化不能 本種と異なりビタミン要求性を有する ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される