(仮訳)インド、ジャールカンド州産の野生の食用Astraeus属腹菌
Vishal, V. et al., 2021. Wild edible gasteroid fungus Astraeus (Diplocystidiaceae) from Jharkhand, India. Indian Journal of Applied & Pure Biology. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Vineet-Vishal/publication/353730964_Wild_edible_gasteroid_fungus_Astraeus_Diplocystidiaceae_from_Jharkhand_India_A_web_of_Science_Journal/links/610cc321169a1a0103e23cd1/Wild-edible-gasteroid-fungus-Astraeus-Diplocystidiaceae-from-Jharkhand-India-A-web-of-Science-Journal.pdf [Accessed August 15, 2021] 【R3-08689】2021/8/15投稿

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3行まとめ

インド、ジャールカンド州からAstraeus asiaticusおよびA. odoratusを報告した。
前者はインド新産種で、子実体が半地下生で類白色であり、やや吸湿性のある裂片を有することなどで特徴づけられた。
後者はインド亜大陸から2番目の報告となり、子実体表面にモザイク模様を有していた。

(インド新産種)

Astraeus asiaticus Phosri, M.P. Martín & Watling
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Astraeus koreanus(コツチグリ)
アジアに分布する
孔縁盤を欠く
コルメラを欠く
アポフィシスを欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Astraeus morganii
孔縁盤を欠く
コルメラを欠く
アポフィシスを欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
Astraeus macedonicus
子実体が地上生
子実体が球形~類球形
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より細毛体の直径が大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Astraeus hygrometricus(ツチグリ)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり外皮が成熟すると褐色~煙灰色になるのではなく褐色~”date brown”である
本種と異なり外皮の裂片数が6-8ではなく12-14
本種と異なり外皮の裂片が卵形~楕円形ではなく尖る
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Astraeus odoratus
インドに分布する
サラノキ林に生息する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインド、ジャールカンド州において5-8月ではなく5-6月に発生する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり子実体が白色ではなく褐色
本種と異なり外皮の裂片数が6-8ではなく5-6
本種と異なり外皮の裂片がやや吸湿性ではなく非吸湿性
本種と異なり外皮表面が平滑ではなくモザイク模様
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり偽柔組織層の細胞が細長いのではなく球形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Astraeus odoratus Phosri, Watling, M.P. Martín & Whalley
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Astraeus hygrometricus(ツチグリ)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり外皮の裂片数が5-6ではなく7-15
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Astraeus thailandicus
本種と異なり外皮の裂片数が5-6ではなく4-5
本種より担子胞子のサイズが大きい
Astraeus ryoocheoninii
アジアに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり外皮の裂片数が5-6ではなく15-19
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Astraeus asiaticus
インドに分布する
サラノキ林に生息する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインド、ジャールカンド州において5-6月ではなく5-8月に発生する
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体が褐色ではなく白色
本種と異なり外皮の裂片数が5-6ではなく6-8
本種と異なり外皮の裂片が非吸湿性ではなくやや吸湿性
本種と異なり外皮表面がモザイク模様ではなく平滑
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり偽柔組織層の細胞が球形ではなく細長い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される