2020年11月21日 (仮訳)タイ北部産の鈍緑色の襞を有する新種、Xanthagaricus siamensis Liu, YS. et al., 2020. Xanthagaricus siamensis sp. nov. (Agaricaceae), a new species with dull green lamellae from northern Thailand. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.437.1.2 [Accessed November 21, 2020] 【R3-07889】2020/11/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チエンラーイ県およびターク県で採集された菌を検討し、Xanthagaricus siamensisとして新種記載した。 本種は子実体が小型~中型で傘表面に帯灰橙色~紫褐色の小鱗片を伴い、襞が老成すると鈍緑色、つばを有し、傘表皮が平行菌糸被であることなどで特徴づけられた。 本種はXanthagaricus属において傘表皮が短細胞被ではなく平行菌糸被である初の種として報告された。 Thailand, Chiang Rai Province, Muang District, Mae Fah Luang University (新種) Xanthagaricus siamensis Yuan S. Liu & S. Lumyong 語源…シャム産の 【よく似た種との区別】 Xanthagaricus caeruleus 襞が成熟時鈍緑色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく中国などに分布する 本種と異なり子実体が小型~中型ではなく小型 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が帯黄白色~帯褐橙色ではなく帯緑灰色~帯灰褐色 本種と異なり傘表皮が平行菌糸被ではなく短細胞被 本種と異なり柄シスチジアを欠くのではなく有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xanthagaricus ianthinus アジアに分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく中国などに分布する 本種より子実体のサイズが小さい 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり襞が鈍緑色ではなく帯黄色~淡い帯桃色 本種と異なり傘表皮が平行菌糸被ではなく短細胞被 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される