(仮訳)新種Xerocomellus redeuilhii
Simonini, G., Gelardi, M. & Vizzini, A., 2016. Xerocomellus redeuilhii sp. nov. Rivista di Micologia. Available at: https://www.researchgate.net/publication/309202903_Xerocomellus_redeuilhii_sp_nov [Accessed December 26, 2017].
【R3-04700】2017/12/26投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

南欧においてコナラ属樹下などの石灰質土壌に発生した菌を検討し、Xerocomellus redeuilhiiとして新種記載した。
本種は従来、北米産のX. dryophilusと誤同定されていた。
本種はX. dryophilusとは傘表皮の末端細胞の形態などが異なっていた。
Italy, Emilia Romagna region, Reggio Emilia, Common Casina, loc. Monte Duro

(新種)

Xerocomellus redeuilhii A.F.S. Taylor, U. Eberh., Simonini, Gelardi & Vizzini
語源…フランスの菌学者、Guy Redeuilh氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Xerocomellus dryophilus
形態的に類似している(誤同定されてきた)
本種と異なりイタリアではなく北米などに分布する
本種ほど子実体の形状が細長くない
本種ほど傘表皮の末端細胞の先端が尖らない
本種ほど傘表皮の末端細胞頂部の結晶が顕著でない
Xerocomellus poederi
肉眼的形態が非常に類似している
本種より担子胞子のQ値が大きい
系統的位置が明瞭に異なる