(仮訳)植物基質から分離された酵母の新種、Yamadazyma riverae
Lopes, MR. et al., 2015. Yamadazyma riverae sp. nov., a yeast species isolated from plant materials. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: http://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.000597 [Accessed November 8, 2017].
【R3-04562】2017/11/10投稿

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3行まとめ

ブラジルのミナスジェライス州など3州で植物基質などから分離された酵母の一種を検討し、Yamadazyma riveraeとして新種記載した。
本種はヘテロタリックで、子嚢が1-2胞子性、子嚢胞子が帽子形であることなどで特徴づけられた。
分子系統解析ではCandida insectorumが本種に最も近縁であった。
Canguçu Research Center, Tocantins State, Brazil

(新種)

Yamadazyma riverae M.R. Lopes, M.C. Ferreira, Pagnocca, P.B. Morais, M.A. Lachance & C.A. Rosa
語源…微生物学者のIrma Nelly Gutierrez Rivera氏に献名
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【よく似た種との区別】
Candida insectorum
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり有性世代が知られていない
本種と異なりラフィノースを資化可能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Yamadazyma mexicana
有性世代が知られている
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりラフィノース、ラクトースを資化可能
本種と異なりL-ソルボースを資化不能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Candida conglobata
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりD-アラビノースを資化可能
本種と異なりスクロース、マルトース、メレジトース、L-ラムノースを資化不能
本種と異なり50%グルコース添加培地で生育可能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Candida andamanensis
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりD-アラビノースを資化可能
本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能
本種と異なり50%グルコース添加培地で生育可能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Candida pseudoaaseri
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりL-ソルボースを資化不能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Candida aaseri
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりL-ラムノースを資化不能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Yamadazyma terventina
有性世代が知られている
生理学的試験の結果で区別できない
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される