2014年12月31日 （仮訳）地中海のウスティカ島で採集された渡り鳥によって散布される酵母およびカクタス・エコクレードと関連する新種Phaffomyces usticensis Francesca, N. et al., 2014. Yeasts vectored by migratory birds collected in the Mediterranean island of Ustica and description of Phaffomyces usticensis f.a. sp. nov., a new species related to the cactus ecoclade. FEMS Yeast Research. …. Available at: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1567-1364.12179/full [Accessed December 30, 2014]. 【R3-01422】2014/12/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ イタリア、ウスティカ島において渡り鳥の総排出腔から分離された菌を検討し、5属9種の酵母および1種の糸状菌を同定した。 分子系統解析の結果などを基に、そのうち1種をPhaffomyces usticensisとして新種記載した（サボテン以外からのPhaffomyces属菌の初報告）。 本種は40°C、pH 2.5の環境で生育可能であり、総排出腔の環境への適応が示唆されたほか、ジギトニン存在下での生育および酢酸エチルの資化能から好サボテン性が示唆された。 Ustica Island, Sicily, Italy （新種） Phaffomyces usticensis Carvalho, Settanni, Sampaio & Moschetti 語源…ウスティカ産の 【よく似た種との区別】 Phaffomyces opuntiae D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイタリアではなくオーストラリアに分布する 本種と異なり渡り鳥ではなくサボテンから分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される（13塩基の置換） Candida coquimbonensis D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイタリアではなくオーストラリアおよびチリに分布する 本種と異なり渡り鳥ではなくサボテンから分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される