2022年8月4日 (仮訳)中国広東省産の新種Zasmidium sinense Liu, J-W. et al., 2022. Zasmidium sinense sp. nov. from Guangdong, China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2022/00000137/00000002/art00002 [Accessed August 4, 2022] 【R3-09752】2022/8/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国広東省において広葉樹の枯枝に発生した菌を検討し、Zasmidium sinenseとして新種記載した。 本種は分生子柄の頭部が分枝して分生子形成細胞が多出芽型のシンポジオ状、分生子が淡褐色倒卵状~棍棒形で1(–2)隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種は形態的に類似するPericoniella属菌とは分生子のサイズや色や形状、表面性状、隔壁数などが異なっていた。 中国広東省流渓河国家森林公園 (新種) Zasmidium sinense Jing W. Liu, Jian Ma, X.G. Zhang & R.F. Castañeda 語源…中国産の 【よく似た種との区別】 Periconiella campograndensis 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が淡褐色ではなく無色~淡褐色 本種と異なり分生子が倒卵状~棍棒形ではなく楕円形 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく疣状 本種と異なり分生子の真正隔壁数が1(-2)ではなく0 Periconiella cocoes 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が淡褐色ではなく多色 本種と異なり分生子が倒卵状~棍棒形ではなく倒棍棒形~短棍棒形で上部の細胞が類球形 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく平滑または微細な小疣状 本種より分生子が厚壁 本種と異なり分生子の真正隔壁数が1(-2)でない Periconiella leptographioides 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が淡褐色でない 本種と異なり分生子が倒卵状~棍棒形ではなく卵状~倒卵状 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく小疣状 本種と異なり分生子の真正隔壁数が1(-2)ではなく1 Thysanorea spp. 分生子柄が分枝する 本種と異なり分生子柄の頭部が1-2次ではなく6次以下の枝からなる複雑な形状をしている