(仮訳)トルコ産の新種、Zwackhiomyces turcicus
Kocakaya, M., Halıcı, MG. & Aksoy, A. 2011. Zwackhiomyces turcicus sp. nov. (Ascomycota, Xanthopyreniaceae) from Turkey. Mycotaxon. Available at: https://doi.org/10.5248/116.329 [Accessed December 24, 2018] 【R3-05793】2018/12/24投稿

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3行まとめ

トルコにおいてPhyscia magnussoniiの地衣体に生じた菌を検討し、Zwackhiomyces turcicusとして新種記載した。
本種はZwackhiomyces属において最大級の子嚢殻を形成した。
本種は宿主の地衣体の感染部位を僅かに漂白させ、寄生菌である可能性もあった。
Turkey, Konya, Taşkent, Gevne Vadisi

(新種)

Zwackhiomyces turcicus Kocakaya, Halici & Aksoy
語源…トルコの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Zwackhiomyces physciicola
同じムカデゴケ属地衣を宿主とする
本種と異なりトルコではなくデンマークなどに分布する
本種と異なりPhyscia magnussoniiではなくP. caesiaなどを宿主とする
本種より子嚢果のサイズがずっと小さい
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁部分が狭窄する
本種と異なり子嚢胞子表面が小疣状でない
本種と異なり”interascal filament”の幅が広い
Zwackhiomyces berengerianus
子嚢胞子のサイズが類似している
本種と異なりPhyscia magnussoniiではなくMycobilimbia berengerianaなどを宿主とする
本種より子嚢果のサイズがずっと小さい
本種と異なり子嚢胞子のペリスポアが成熟するにつれて褐色を帯びる
本種と異なり子嚢胞子の隔壁部分が僅かに狭窄する
Zwackhiomyces kiszkianus
子嚢胞子表面が小疣状
本種と異なりPhyscia magnussoniiではなくPeltigera caninaなどを宿主とする
本種と異なり子嚢果が埋生する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Zwackhiomyces coepulonus
本種と異なりPhyscia magnussoniiではなくXanthoria elegansおよびダイダイゴケ属の一種などを宿主とする
本種と異なり子嚢果が表在性~埋生
本種より子嚢果のサイズが小さい
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
Zwackhiomyces cladoniae
子嚢果のサイズが類似している
本種と異なりPhyscia magnussoniiではなくハナゴケ属地衣などを宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい