(仮訳)イタリア産のコウヤクタケ類の新属新種Arrasia rostrata
Bernicchia, A., Gorjón, SP. & Nakasone, KK., 2012. Arrasia rostrata (Basidiomycota), a new corticioid genus and species from Italy. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000118/00000001/art00030 [Accessed June 19, 2014].
【R3-00823】2014/06/19投稿

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3行まとめ

イタリア・サルディーニャ島でJuniperus phoeniceaの生木樹皮に発生した菌を、新属新種Arrasia rostrataとして記載した。
本種は成熟すると遠位に屈折性の嘴状突起が発達する、顕著に大型の担子胞子を形成することなどで特徴づけられた。
本種の形態は他のどのコウヤクタケ類の属とも一致せず、目レベルの分類も明らかにならなかったことから、さらなる研究が必要だとした。
Italy, Sardinia, Nuoro province, Lanaittu valley

(新種)

Arrasia rostrata Bernicchia, Gorjón & Nakasone
語源…嘴状の(担子胞子の突起から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Dendrothele spp.
生木樹皮に発生する
子実体が殻皮状
担子器が類壺形
子実層に樹枝状糸状体を多数有する
子実層に結晶状沈着物を多数有する
本種と異なり担子胞子に屈折性の嘴状突起を欠く