(仮訳)ナンヨウスギ科針葉樹から見出された初のマイコカリキオイド菌類の樹脂生菌、新種Chaenothecopsis neocaledonica
Rikkinen, J., et al., 2014. Chaenothecopsis neocaledonica sp. nov.: The first resinicolous mycocalicioid fungus from an araucarian conifer. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.173.1.4 [Accessed June 25, 2014].
【R3-00843】2014/06/25投稿

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3行まとめ

ニューカレドニアでAgathis ovataの樹脂に発生した菌を、Chaenothecopsis neocaledonicaとして新種記載した。
本種はナンヨウスギ科樹木の滲出物から見出された初のマイコカリキオイド菌類となった。
本種は北半球産の近縁種とは、子嚢胞子のサイズや有柄の球状子嚢盤の構造の違いなどで区別された。
New Caledonia, Province Sud: Yaté. Along road RP 3 about 5 km west of Yaté

(新種)

Chaenothecopsis neocaledonica J. Rikkinen, H. Tuovila & A.R. Schmidt
語源…ニューカレドニアの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chaenothecopsis golubkovae
樹脂に生息する
子嚢胞子に1隔壁を持つ
ITS+LSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり樹脂ではなく枝や小枝に発生する種が多い
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
ITS+LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phaeocalicium spp.
子嚢のサイズが類似している種がある
子嚢胞子のサイズが類似している種がある
本種と托の構造が異なる
本種と異なり子嚢の先端が一様に厚壁になる
本種より子嚢胞子が短い